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…本当に来たんだ。
インターホンの画面の中のエイジさんは、ケータイをいじいじしながら、いかにも「早く」と言った感じで私を待っているよう。
なんだかんだ言って、アバンティーズとのコラボはとても楽しそうだったので、せかせかと準備してしまった自分がいたのは確か。
できるだけエイジさんを待たせないように。と足を急かす自分もいた。
「お待たせ」
「ん」
一週間ぶりに見たエイジさんは、急いで少し息を切らした私を横目に見て、何も言わずに先を歩く。
やっぱり少し不機嫌そうなエイジさんの後を慌てて続いて。
そっと車に乗り込むと、エイジさんは静かに車を発進させた。
「車運転できるんですね」
「ねえ敬語」
「あー、車運転できるんだね」
「まあね」
運転席で車を走らせるエイジさんは子供っぽくも無邪気だったのに、今はとても大人に見える。
こんな一面もあるのか。
短期間に色んな一面を見せる彼に、
…なんだかモテそうだな。エイジさんって。
すごくそう思った。
そして、アバンティーズのマンションには思いの外早く着いて、本当に近所に住んでいたんだと気付かされた。
最上階らしく、エレベーターに乗ってる時、少しソワソワした。
「落ち着かない？」
「うん」
「ふ」
エイジさんは少し笑った。
今日、初めてだった。
なんだか嬉しくてにやけてしまった顔を、何故か、エイジさんにバレたら笑われる。と思ってすぐに背けた。
エイジさんは部屋のドアを開けて、「はい」とさり気なく私を先に入れてくれる。
「ありがとう」と小さく返事を言って部屋に入った。
それと同時に、そこに居た3人は振り返って私を見た。
「こんばんは〜」呑気に挨拶してくれたツリメさん。
「…まじで連れてきたんだアイツ」と正気じゃねえと言わんばかりにエイジさんを見たそらちぃさん。
「後であっちの部屋使ってください」と準備をしてくれていたらしいリクヲさん。
たった数回しか見たことないけども、なんだかキラキラして見えて、でも落ち着くこの空間に感動した。
「いやマジですみませんこんな時間に」
そらちぃさんは、とても腰が低い。
「こいつ、パオチャン見てからモゾモゾしてて」
「Aさんが約束破ったから」
「…そうですね」
勝手に約束されていて、しかも約束を破ったことにされているけど、もうそれでいい。と思い、とりあえず頷いた。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
