〇 eiji ページ27
結局、俺らは付き合うことになった。
正直、色んな人と付き合ってきたけど、今までで一番嬉しい気がする。幸せな気がする。
女性として以前に、人として好きだからかな。なんてクサいことを、助手席で俺の事を見上げて「内緒ね」なんて笑うAを見て思った。
夜、静かにベッドに押し倒して、そのベッドからも香るAの匂いにドキッとした。
「優しくしてね」
キスを終えると、鼻と鼻とがつきそうな距離で確かに目を見て言われて、そんな言動があまりにも可愛いから、
「できたらね」
って返してしまう。
そんな俺を見て、
「って言って優しくしてくれるんでしょ？
優しいもんね。…エイジ」
って眉を下げて俺の赤髪を撫でながら笑われるから、結局Aの方が俺より一枚上手。
初めての呼び捨てににやけが止まらなくて、お願いしてしまう。
「ねえすげー可愛い。これからもエイジでお願い」
「恥ずかしいから気が向いたらね笑」
「お願いだからエイジって呼んで」
「んーはいはい、エイジ笑」
照れくさそうに言う姿が、嬉しくて、嬉しくて、本当に嬉しくて。
こんな人が初めてで、きっと、後にも先にもAだけな気がする。
なんて、根拠の無い自信を持って、そのままAを抱いた。
正直出会った時から、その可愛い笑顔と、綺麗な身体が好きでたまらなくて。
同じジャンプーの香りがした時も、お化け屋敷で手を握った時も、
その時、勘違いじゃなくて確かに俺に向けて言った「好き」を聞いた時も。
ずっとずっとそんなAを抱きたくて、そんな日がこんなにも早く来ていいのかな。
朝起きたら夢でした。なんてことないかな。
とも思ったけど、目の前で喘ぐAが艶やかで、白い肌が思っていたよりもずっと柔らかくて。
＿＿＿＿朝目覚めたら隣にいた瞬間が1番幸せだった。
「おはよう」
「はよ」
朝の光に照らされて露わになった、動画内で見たことあるAの部屋。
想像通り整理整頓されている。
ベッドで横になったまま、そう言い合った。
その瞬間がなんか夢みたいで。
「夢みたいだね、なんか」
「言うことが小学生みたい笑」
「るせーよ笑」
笑われて俺が拗ねると、シーツで半分くらい顔が隠れたAに、「ごめんねエイジ〜笑」と笑われて、その姿があまりに可愛すぎるから、やっぱり夢みたいだと思った。
＿＿＿＿すげえ、Aのことが好きなんだなって思い知らされた。
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02番(プロフ) - Almaさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月1日 21時) (
レス) id: 23e627fa3b (このIDを非表示/違反報告)
Alma(プロフ) - めっちゃ良いです！！大好きです！！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 1946b84f54 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - こうめさん» 光栄過ぎます……ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月29日 8時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 私、このお話すごい好きです、、今読んでいる中で一番です（ ; ; ）更新楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年3月28日 4時) (レス) id: b5712753e7 (このIDを非表示/違反報告)
02番(プロフ) - Le mont saint michelさん» ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: 71e1527443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：02番 | 作成日時：2019年3月9日 17時
