no.44 ページ8
野坂「A、一星くん、何かあったのかい？
叫び声がしたから来てみたんだけど…」
A「野坂くん…」
私はいきなりの野坂くんの登場により少し戸惑った。
今日の昼のこともあり、少し気まずかったのだ。
一星「野坂さん。すいません少し帰るのが遅くなってしまいました。」
一星くんはすんなり私の腕を離していつもの冷静な口調で野坂くんに話した。
野坂「何もなくて良かったよ…それにしてもAは何でここにいるんだい？」
野坂くんは冷ややかな視線で私に告げた。
A「忘れ物を取りに来たの。それだけ。」
野坂「ふーん。忘れ物がゴミ箱にね〜」
A「…見てたの？」
野坂「まぁ…少しね。それにしても一星くんがあんなに感情的になるのってレアだね」
そう言い野坂くんはクスクス笑った。
A「それじゃあ…私はここで…」
私はその場を立ち去ろうとしたが皇帝に呼び止められてしまった。
野坂「一星くんに忘れ物の場所を教えてもらったにも関わらずそのまま帰るなんてね…」
A「…」
野坂「と、いう事でサッカーの練習手伝ってよ」
A「は？私サッカーなんてできないんだけど」
野坂「飲み物とかボールを集めるだけでいいから」
A「要するに雑用係ってことだね」
野坂「それとも練習相手になってくれるのかい？」
A「わかりました。やればいいんでしょ。やれば。」
私は少しふてくされたような態度で渋々体育館に足を踏み入れた。
ﾁｯ…
A「え？今誰かの舌打ちが聞こえたような…」
一星「美作さん早くしてください！！」
A「あ、今行く」
すると私の耳元で野坂くんがささやいた。
野坂「いっとくけど一星くんに負けるつもりはないから」
A「え？どうゆう事？」
私が返事をした時はもう野坂くんはそこにはいなかった。
A(？…どうゆう事かのかな…一星くんと野坂くんってなんか勝負してたっけ？)
一星「美作さーん ドリンク早く持ってきてくださーい。 喉が乾いてしにそうでーす」
A「あーはいはい」
私は適当に返事し、家庭科室へドリンクを取りに向かった。
A(あっ…)
私はふと気がついた。
『野坂くんと普通に話せている』って事を。
私は少し嬉しくなった。何でこんなに嬉しい気持ちになるのか自分ではわからないけど…
窓から外を覗くと辺りはもう薄暗く、体育館がより一層明るく見えた。
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吹雪士郎 - 楽しく見させてもらっています。僕はこの作品が好きです。更新楽しみにしています。 (2020年5月17日 17時) (
レス) id: 2920096cab (このIDを非表示/違反報告)
桜夢亜羅 - イナイレの風丸大好き♪リンさん» 遅れてすいません（汗）ありがとうございます！！これから野坂くんと一星くんと夢主ちゃんの関係が大きく進展するのでご期待ください！！ (2020年1月18日 18時) (レス) id: 14e386f460 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 今回はシリアス多めと書いてあったので楽しみです！(シリアス大好き← もちろん！恋愛要素も大好きです←) (2020年1月16日 0時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 夢亜羅 | 作成日時：2020年1月15日 19時
