【イナゴ】私の両親はエイリア学園最強でした。【シード】 (ページ5)

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知らないうちに船に揺られ、海の真ん中にいた。

黒「私はあなたが来てくれることを信じていましたよ。」

と言いながら、奥の部屋から出てきた。

黒「あそこに見える島が今向かっているところです。ゴッドエデン。」

あえて私は反応せず、そっぽを向いた。

黒「あなたも脅しには弱いんですね。あなたにはあそこでサッカーの訓練を受けてもらいます。」

貴「え？それってどういう...............」

黒「あれ？教えていませんでしたか？あなたにはチームのキャプテンとして訓練を受けてもらいます。」

そんなこと、何も聞いていなかった。

電話では、昨日のことを謝りたいと言ってただけなのに。

でも、「人には話すな」と言われた。

あそこで怪しまなかった私が馬鹿だったんだ。

「こなかったら家族がどうなっても知らんぞ。」と言われたことが頭の中をぐるぐる回る。

もし私がここで嫌だと言ったら、こいつらのことだから何をするか分からない。

黒「もちろん、やってもらえますよね？」

貴「断るわけがない。喜んでやらせてもらう。」

私は契約してしまったんだ。

絶対に後戻りできない、最低最悪なものを。