【イナゴ】私の両親はエイリア学園最強でした。【シード】 (ページ13)

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12story ページ13

部屋を出るとそこにはユニフォームを着たシュウと白竜がいた。

シ「やぁ。君も選ばれたんだね。」

貴「え、選ばれたって何に？」

シュウと白竜は目と目を合わせ、やれやれ、と顔をやった。

白「そんなのも分からないのか。おかしな奴だ。」

私はうん、とうなづいて教えてと、目で送った。

シ「僕たちと同じで才能を認められたからチームをもらえた、ただそれだけだよ。」

貴「へぇ。私が才能認められたの？ちょっとバカにしないでほしいな。」

私が真っ先に思ったこと。

認めたなら早く家に帰して、ただそれだけだった。

そうだ、認められたなら、返してもらうように頼もう！

そう思ってその場から駆け出し、さっきの部屋へと向かった。

私は勢いよく扉を開け、あの人物の元へ走っていった。

貴「ねぇ！私を家に帰して！！もう私がここにいる意味なんてないでしょ？」

だってもう選ばれた子が2人もいるんだから。

私は「いい」という言葉だけを期待して待っていた。

だが、帰ってきたのはその逆で、

イ「いい、というわけがないだろ。早く特訓を開始しろ。」

貴「嫌だ。ママもパパも心配してんだよ。絶対に！あなたには家族はいないの？」

私が話をしているのに押されて部屋の外へと出されてしまった。