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ハンティング - 5 ページ23
雲雀「……僕は鬼ごっこをしてるのさ」
了平「おまえ…！！
ついに友達ができたのかー！ 良かったな！」
ツナ(絶対違うと思う…)
太陽のような笑顔で雲雀の肩に手を置く了平。
雲雀(ムカッ)
了平の顔面をトンファーが襲った。
了平「うがっ」
地面でピクピクと蠢く了平に、すぐにもう一発を繰り出そうとする雲雀。
ツナ(や、やばいよ〜)
雲雀「！？」
しかし、手が止まる。
「あれ、鬼ごっこだったの！？」
トンファーを押さえていたのはAだった。
雲雀「離せ」
ヒュンッ
もう一方のトンファーが小さな身体に向かって振り下ろされる。
「鬼ごっこってことは……
もう友達、ってことだよね？」
素早い一撃を避け、まるでスポーツを楽しむかのように明るい笑顔を見せた。
雲雀「ふふ…
いいよ、なってあげる。
……僕に勝てたらね」
雲雀もギラリと目を光らせ、唇を吊り上げると、
バキッ
容赦なく華奢な右肩を抉る。
ツナ「ひぃっ」
「うっ 痛い、けど…！」
左手でトンファーをひっぱり、体勢を崩れさせることに成功した。
「日本の鬼ごっこって本格的なんだね！」
ツナ「ガーン 遊びだと思ってるー！？」
Aは雲雀が動きを止めた隙に窓から逃げる。 続いて雲雀も出て行った。
2人の鬼ごっこは続く…
ツナ「なんだったのー！？」
【END】
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作者名：波紋セラーノ | 作成日時：2020年4月26日 16時
