轟くんの初恋奮闘大記録 (ページ5)

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第４話　　　手をとって見えてくるものとはページ5

そもそも、どうして轟くんとお見合いなんてする事になったか。(唐突)

最近轟くんに猛烈な愛の(？)アプローチを受け続け、逃走により減った時間を
提出しなきゃいけないレポートに費やす日々。

…………傍迷惑だけど、ヒーローを〃諦めた〃私からしたら、こうして運動……走り回るのも何だかんだ楽しい。別に発明が嫌だって訳じゃ無いけれど。

そんなこんなでさらっと現在も『逃走中』←

…………『』を強調した訳じゃないです、はい。

それから今の状況を説明すると、

右手に捕捉用(？)の氷、左手に薔薇の花束…………を持ったイケメン。に、

追われる

全力疾走するサポート科女子←……………………絵図大丈夫かな。byA

と、色々心配するところあるけどもう日常茶飯事ななりました。

よく見る光景と言うかなんと言うか。

けど慣れたって嫌なものは嫌なので心の中で叫んでます。

……………………嫌だ！！！！byA

…………嫌だ！！byA

……嫌だ！

…嫌

だああああああああ「黙れ by読者様」あっ、はいすいません

ーーーーーーーーーーーーーーーカットするのは大人の事情～～ジジョー～

まぁ置いといて、

走る中、

轟くんに追われ、レポートに追われ、期限追われ…………忙しくて忘れかけてたけど、

そもそも、どうして轟くんとお見合いなんてする事になったんだっけ？
↑…………やっと冒頭に戻れた。by作者
雄英のバカ広い廊下を走りながら←

私は思い出す……………………。

…………轟くんと、

約束をした日、初めて会った日、貴方の綺麗な目を見た日、お見合いの日。

ねぇ、まだあの日から一ヶ月ほどしか経って無いけど、
轟くんは私の小さな世界の中心人物になっていると思う。

轟くんは、大きな人だから、周りの人だって、大きな…………太陽みたい。

皆、私の世界を広げてくれるの、「おいでよ！」って。さすがヒーロー、だよね。

凄い、だからね、…………怖い。

私は、広げてくれる人の手を拒んだの。そんな私が、拒んだくせにとって良い？

…………駄目なんだよ。

開けないで、怖い。怖くて堪らない。

でも、開けられる、って貴方会ったあの日に多分予感してた。きっと。