「chaosと書いてケイオスと読む」① (ページ29)

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始まる異変① ページ29

入ってきたのは1人の男性。
その背中にも1人の男性。

吉乃「いらっしゃいませ!」

…まず異変に気付いたのは、軍服の姫君さんだった。

姫君「おい、左手を見てみろ」
有季「え?左手がどうかしうぎゃぁぁぁ⁉⁉」

なんか義眼がピンクに光ってる⁉

ウィスパー「それは敵が近くにいる証拠です!」
無銘「やはりもう少しマシな色は無かったのか⁉」

でも敵なんて何処に「いやああああっ!‼!」

一瞬の静寂、真っ先に飛び出したのは頼斗だった。
頼斗の後に続いて外に飛び出す。
そこには…、

無数の、死神が居た。
いやちょっと待って?
なんかどっかで見たような?

………。
………………。
………………………。
あ。

有季「ヘル・プライド⁉」

おいちょっと待てDMC⁉
ってか数多いし向こうにファントムやらいるんですが⁉

ウィスパー「有季様、彼を見て下さい!」

ウィスパーが指差したのは、先程の背負われていた男。
なんか、紫と黒の魔法文字(ルーン)が現れてる。

有季「えっと、魔術封印と状態固定だっけ?」
ウィスパー「ムムム!分かりましたよ!」
有季「早いなおい」

どうやらウィスパー曰く、彼の夢が何らかの形で現実に影響を及ぼしている模様。

頼斗「じゃ夢ん中入って解決すればいいんじゃ?」
吉乃「こっちはどうするの⁉」

マスター「二手に分かれて行動しましょう!」

有季「頼斗!刻斗!現実は任せた!」
頼斗「了解!…で、どうやって入るの?」

………あ、考えてなかった。