影山兄も天才だけど似ていない。 ４

疑問 (及川side) ページ14

声掛けた時、Aちゃんは
酷く怯えた表情をしていた。何でだろ？

そう考えてたら帰って行っちゃった。

岩「彼奴。めっちゃ怯えた表情してたけど、
　 お前何かしたのか？」
及「してない。」

これはトビオちゃんに聞くか。

及「トビオちゃーん！Aちゃん何かあった？」
飛「えっ？別に…あっ！さっき父さんの話を
　 したら怯えてたくらいかと…」
及「じゃあその父さんとAは仲悪いの？」
飛「お気に入りって言ってたので
　 仲は良いと思いますよ？」

そうなんだ…じゃあ怯えないよね？
やっぱり直接聞こうか？

A『はっ!？言う訳ないじゃないですか。』

とか強気なこと言っといて怯えた表情してる。
やっぱり何かあるな…

A『あんまり家計について俺には
　 聞かないで下さいね。』
及「何かあったらチームメイトにだよ？」
A『わかってますよ〜』

わかってないな…あの言い方は。
昔はチームメイトによく相談してたのに、
今は一切頼らなくなったね。

飛「兄さん。父さんから電話。」
A『えっ…貸して。』

トビオちゃんの携帯貰ったら走って逃げた。

及「飛雄。行くんだ。(飛「えっ…でも…」
　 お前ん家の問題だ。俺には関係ない。」

そう言ったら走って行った。

岩「お前もあんなこと言えるんだな。」
及「家計に関わるなって言われたから。」
岩「らしくないな。」
及「どうだ！俺の優しいとこあっただろう？」
岩「それを自分で言うからウザいんだ！！」

えぇ！！酷いよ！痛いから蹴んないでよ！！

国「Aの隠し事、わかりますか？」
及「えっ？」
金「この前、明らかにおかしかったんです。」
国「『俺には時間が無いんだ！』って言ってました。」

時間が無いってなんだろう？

牛「その話、俺たちにも
　 聞かせてもらっていいか？」

今回は白鳥沢メンバーになったAちゃんの
話だからウシワカちゃんでも話してあげよう。

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