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可愛いものを撮ってしまうのは人間の性とは。 ページ31

「お待たせしました」


明るい声が頭上から聞こえてきた。

顔をあげると、笑顔を浮かべた女給(ウェイトレス)さんが注文したパフェと飲み物を置いてくれる。
そしてまた仕事へと戻った。


「わぁ...」


向かいの席にはキラキラした瞳でパフェを見る泉ちゃん。

可愛いかよ。
パァァてなってる、パァァて。


写真を撮りたい衝動に駆られるがなんとか抑えた。


『よし、じゃあ食べよっか』


そう言うと、頷いてスプーンを取る。

苺ソースがかかった部分を掬い取って、それを口に運んだ。
瞬間、ふにゃぁと笑顔になった。


「美味しい...」

『それはよかった。今日は奢りだからたんとお食べ』

「ありがとう。
...徳永さん、なんでカメラ?」

『気にしないで、可愛い子を撮ってるだけだから』


辺りにシャッター音が何回か響いた。


可愛すぎた。

本能が撮れって言ってきた。
私は本能に従っただけで、ロリコンではない。


ちゃんと保存されたのを確認し終え、携帯をしまう。
そして漸くキャラメルソースがたっぷりかかったパフェを口に入れた。


『あああこの為に生きてるうううう』

「泣いてるけど大丈夫?」

『大丈夫!』


今日という日に乾杯。


あまりの美味しさに感動して涙が出てきた。
それを拭こうとハンカチを探す。が...あれ、ない。おかしいな。

ポケットを漁りまくっていると、横からハンカチを差し出された。
どうやら貸してくれるらしい。


『あ、どうも。ありが__』


言葉が途切れた。

何故か。
それは目の前に白い着物を着た女__『夜叉白雪』がいたから。


ちょっと待って頭が追い付かない。


固まっていると横から何かが飛んできて『夜叉白雪』が床に倒れた。

泉ちゃんが手首の骨を鳴らす。


「ごめん。まだ完全制御出来てない」

『あ、いや、いいんだけど......この子いいの?』


眉間にフォークとナイフ両方ぶっ刺さってるけど。

人間だと即死だけど。


「勝手に動く異能は嫌い」

『泉ちゃん容赦ねぇ』

結局とは。→←ついに逢引とは。



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でんでん - 徳永さんの黒の時代がとても面白いです! (2月26日 0時) (レス) @page7 id: e3b856a7a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://cdn.picrew.me/app/share/202005/258388_pj2ocJeQ.png (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - ミニ徳永ちゃん (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - 夢主徳永ちゃんです!Pcuruで作りました (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://p02.nosv.org/?src=https%3A%2F%2Fcdn.picrew.me%2Fapp%2Fshare%2F202005%2F42922_NjYLl6l1.png&w=600&h=&ext=1&zc= (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb  
作成日時:2018年1月13日 1時

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