少女と探偵社とは。 ページ15
中島side
作戦会議終了後、各自それぞれの行動に出た。
僕と谷崎さんは『
その途中、鏡花ちゃんの話になった。
「鏡花ちゃんが探偵社員じゃない!?」
「いや、正確には"まだ"って事なンだけど...」
どういうことだ?
驚きを隠せない僕に、谷崎さんが説明してくれる。
探偵社の調査員には代々"入社試験"がある。それを
僕は自分の入社試験を思い出した。
あれはそういうことだったのか...。
そして、入社試験は試験担当が新人の行動を見て、探偵社に
謂わば、裏審査。
「谷崎さんも試験を?」
「うん......記憶から消した」
そんなに苛烈だったんだ...。
僕の脳裏に鏡花ちゃんが浮かぶ。
鏡花ちゃんが探偵社に
___そなたは目的のために
___その本性は変えられぬ___
確かに、鏡花ちゃんは窮地に陥ると必ずだれかを傷つけたり排除することで脱しようとする。
それが彼女の本質なのかも。
だとしたら...彼女が入社試験に合格することは......
「さぁ、着いたよ」
谷崎さんの声で我に返る。
顔をあげると、其処は図書館だった。
「この図書館は内務省の
「そうなんですか...」
ぼうっと図書館を眺めていると、
「君達が、武装探偵社の人達?」
出入り口から、亜麻色の髪をした男の人が出てきた。
その人は僕たちの前まで来る。
自然と背筋が伸びた。
「特務課の中野重治です」
「探偵社の谷崎潤一郎です」
「同じく、中島敦です」
___『侵入経路のことは私に任せて。知り合いに頼んどいたから』___
この人が、Aさんの知り合いの人...。
本当に特務課の人と知り合いだったんだ。
マフィアと特務課だから、正直半信半疑だったんだけど。
「Aから話は聞いてるよ。じゃあ、行こうか」
中野さんに続いて、僕達は図書館の中へと向かった。
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オリキャラ入れました!文豪、中野重治さんをお借りしました。
ちょこちょこ出てきて、結構重要なキャラです。
ややこしくなってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!
設定はまた後日載せます。
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でんでん - 徳永さんの黒の時代がとても面白いです! (2月26日 0時) (レス) @page7 id: e3b856a7a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://cdn.picrew.me/app/share/202005/258388_pj2ocJeQ.png (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - ミニ徳永ちゃん (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - 夢主徳永ちゃんです!Pcuruで作りました (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://p02.nosv.org/?src=https%3A%2F%2Fcdn.picrew.me%2Fapp%2Fshare%2F202005%2F42922_NjYLl6l1.png&w=600&h=&ext=1&zc= (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb
作成日時:2018年1月13日 1時