勝利を手にした包帯男とは。 ページ4
No side
「はあ!?」
意味わかんねぇよ!の思いが詰まった「はあ!?」だ。
そりゃあそうだ。
内股歩きのお嬢様口調なんざ、誰もやりたがらない。
それはともかく、他にも言ったことはあり得ない事だった。
「私の予言は必ず中る。知ってると思うけど」
「この、状況からか?巫山戯る.........待てよ」
太宰がまたもや驚くべき言葉を発す。
最初は理解できなかった。けれど理解した途端、中也は太宰から離れる。
「真逆、手前...」
太宰は、マフィアを揺るがすほどの脅迫をしたのだ。
それは幹部全員百回は死 刑にしてしまうほどの。
もし中也が太宰を此処で殺したとしても__
「手前は死ねて喜ぶだけ?」
「ってことでやりたきゃどうぞ」
背景に太陽でもあるんじゃないかという程、眩しい笑顔を向ける太宰。
中也は溢れんばかりの殺意を出し、思いっきり地面にナイフを捨てた。
「何だ、やめるの?
"私の所為で組織を終わる中也"ってのも素敵だったのに」
「糞」
ギリギリと拳を握る。
殺さない程度に此奴殴りてぇ。そんな気持ちが出ると同時に、中也はあることに気づいた。
「二番目の目的は、俺に今の最悪な選択をさせること?」
「そ」
「俺が嫌がらせをしに来たんじゃなく...実は手前こそが嫌がらせをする為に俺を待ってたってことか?」
「久しぶりの再会なんだ。このくらいの
何処かで似たようなことを聞いた気がする。
中也は膝から崩れ落ち、何時か太宰を死なすことを決意したのだった。
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RANA(プロフ) - 花雫@浮上中さん» ご指摘ありがとうございます! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
花雫@浮上中(プロフ) - あんの青鯖野郎です!えっと唐突な間違い指摘ごめんなさい (2018年1月8日 2時) (レス) id: f3cc68df07 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - えーなさん» 14巻。表紙最高でしたね!次巻はやく販売しないかな()そして来年には映画ですね!それも楽しみなんですよ〜!! 続編、さっそくできました。応援ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 19時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
えーな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!14巻見ました!乱歩さんメインで私も幸せでした〜!そしてまさか探偵社の今後がめちゃくちゃ気になる終わり方で…!すみません、漫画の話はここまでにします笑 続編楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年12月10日 19時) (レス) id: 2f759f2211 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月16日 22時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb
作成日時:2017年11月5日 22時