検索窓
今日:1 hit、昨日:62 hit、合計:1,131,800 hit

勝利を手にした包帯男とは。 ページ4

No side


「はあ!?」


意味わかんねぇよ!の思いが詰まった「はあ!?」だ。

そりゃあそうだ。
内股歩きのお嬢様口調なんざ、誰もやりたがらない。


それはともかく、他にも言ったことはあり得ない事だった。


「私の予言は必ず中る。知ってると思うけど」

「この、状況からか?巫山戯る.........待てよ」


太宰がまたもや驚くべき言葉を発す。


最初は理解できなかった。けれど理解した途端、中也は太宰から離れる。


「真逆、手前...」


太宰は、マフィアを揺るがすほどの脅迫をしたのだ。
それは幹部全員百回は死 刑にしてしまうほどの。


もし中也が太宰を此処で殺したとしても__


「手前は死ねて喜ぶだけ?」

「ってことでやりたきゃどうぞ」


背景に太陽でもあるんじゃないかという程、眩しい笑顔を向ける太宰。


中也は溢れんばかりの殺意を出し、思いっきり地面にナイフを捨てた。


「何だ、やめるの?
"私の所為で組織を終わる中也"ってのも素敵だったのに」

「糞」


ギリギリと拳を握る。


殺さない程度に此奴殴りてぇ。そんな気持ちが出ると同時に、中也はあることに気づいた。


「二番目の目的は、俺に今の最悪な選択をさせること?」

「そ」

「俺が嫌がらせをしに来たんじゃなく...実は手前こそが嫌がらせをする為に俺を待ってたってことか?」

「久しぶりの再会なんだ。このくらいの仕込み(サプライズ)は当然だよ」


何処かで似たようなことを聞いた気がする。

中也は膝から崩れ落ち、何時か太宰を死なすことを決意したのだった。

低身長お嬢様とは。→←目的とは。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (525 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1130人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

RANA(プロフ) - 花雫@浮上中さん» ご指摘ありがとうございます! (2018年1月9日 0時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
花雫@浮上中(プロフ) - あんの青鯖野郎です!えっと唐突な間違い指摘ごめんなさい (2018年1月8日 2時) (レス) id: f3cc68df07 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - えーなさん» 14巻。表紙最高でしたね!次巻はやく販売しないかな()そして来年には映画ですね!それも楽しみなんですよ〜!! 続編、さっそくできました。応援ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 19時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
えーな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!14巻見ました!乱歩さんメインで私も幸せでした〜!そしてまさか探偵社の今後がめちゃくちゃ気になる終わり方で…!すみません、漫画の話はここまでにします笑 続編楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年12月10日 19時) (レス) id: 2f759f2211 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月16日 22時) (レス) id: fcafb99727 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb  
作成日時:2017年11月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。