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今日も何とか定時上がりからの帰宅。美味しそうなカレーの匂いを漂わせる我が家で、普段と特に変わらない調子のトンくんが出迎えてくれた。
私は今日、とあることについてずっと考えていた。結論は出しあぐねているが、自分一人で決められることでもないので夕飯をとりながらトンくんへその話を切り出すことにする。
「私ね、今日ずっと考えてたんだけど」
「うん？」
「多分、私一人じゃトンくんの力になりきれないと思うの。他に協力者がいた方がいいんじゃないかって」
「協力者？……あぁ、あいつらに俺の話をして、少しでも可能性を広げようっちゅうことか」
「そういうこと」
仕事の合間にちょっと調べてみたりもしてはいるのだが、どうにも胡散臭い話ばかりで信憑性が薄い。「平行世界、行き方」なんて検索をかけると小難しい物理学の話だったり、オカルトチックな方法だったりがヒットする。
そもそも実際に平行世界に行ける、または来たという話が本当にあるのなら、それはもう大ニュースになってること間違いなしだ。どうやら事例があるらしいが、詳しいことは何処にも書かれてはいない。
「信じてもらえるとは思えへんけど……。特に幼馴染は怪しむんちゃうかな」
「私もそう思う。自分そっくりの人間が居るなんて知ったら驚くだろうし、トントンには言わないつもり。取り敢えず一人だけとかどう？」
「……ううん」
「それにさ、本人ではないけどそっくりなんだから話せば少しは気が紛れるんじゃないかな、なんて」
「……あー。もしかして、朝のことまだ気にしとる？」
「っえ、」
私の提案に渋い表情を浮かべるトンくんにズバリと言い当てられて思わず肩を揺らす。ゆるゆると視線を下げれば、はぁ、とトンくんのため息が聞こえてきたので何とか弁明しようと口を開いた。
「や、その。気にしなくていいとは言ってたけどさ、悪い夢を見るのってストレスだったりが関係するってよく聞くから。環境の変化とかもあるし、私に話せない悩みとかもあったりするかなって……」
「……その、気持ちは嬉しいけどな？申し訳なくなるくらいほんまに大丈夫やねん。確かに環境が変わって戸惑う事もあるけど、それをストレスには感じてへんよ。知らん物を知るのは結構楽しいし、Aのお陰で特に困っとる事も無いしな」
「……本当に？何か、我慢してたりしない？遠慮しちゃってるとか、」
「ふふ、ほんまに。考えすぎやって」
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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