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 何だかとても疲労を感じる一日だった。仕事もそうだし、ショッピくんと話をしてからどうにもグルグルと頭の中で考え込んでしまって。

 夕食を終えたあと、お風呂に入ってから髪も乾かさずにフラフラとリビングへと戻った。ガチャガチャ、とトンくんが食器を片付ける音を耳に入れながらそのままソファーの上にゴロリとうつ伏せに寝転ぶ。


「あ、駄目やろ髪乾かさなきゃ。風邪引いてまうで」

「んー……」

「……A?」


 ソファーの縁に額を沈めて、トンくんから飛んできた言葉に小さく空返事する。そんな事をしていれば、バタン、とトンくんがリビングを出ていった音がして、それから直ぐに戻ってきた彼がソファーの足元に座り込んだ。


「A、疲れとると思うけどドライヤーしよな。ほら、持ってきたから」

「……してくれる?」

「おん、ええよ」


 いつもより幾らか優しい声色に唆され、のそのそと身体を起こせば空いた隣にトンくんがドライヤーを片手に座り込んだ。背中を向ければ控えめな温風が吹き付けて、大きな彼の手がするすると髪をすくっていく。
 こんな事させて申し訳ないなぁ、と思いつつもその心地良さに大人しく身を任せてしまう。人にしてもらうドライヤーってどうしてこうも心地良いんだろか。


「熱くない?」

「ん、へーき」

「そか。……ほんま、キレーな髪色しとるなぁ」

「そう?」

「ちょっと青みがあって、陽に当たるとキラキラして、……」


 ふと、そこでトンくんの声が途切れた。ドライヤーの音で掻き消された訳ではなく、声と共に髪に触れていた指先までピタリと止まったのだ。


「……トンくん?」

「っあ、や、すまん。そ、れより、明日金曜やろ?呑み会あるんか?」

「う、うん。そういえば。ごめんね、多分帰ってくるの日付変わってからだと思う」

「ん、りょーかい。楽しんできてな」


 あれ、何故か誤魔化されてしまった。背中を向いているのでトンくんの表情も伺えないし、かと言って言及する訳にも。……うたた寝してた、とか?それなら別に良いんだけど、何となく、咄嗟に返事した時の彼の声が何処か、震えていたような気がしてならなかった。




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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして!一番!?嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(;;)更新頑張ります〜〜!♪ (2019年12月26日 23時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております!tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません!これからも更新頑張って下さい(○´ー`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと!?楽しみにしてるね!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜!続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぷ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月25日 2時

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