彼と私と彼の友達 ページ3
どうして私なのかという問いには答えてくれぬままに彼と関わりを(強制的に)持たれたのは昨日のこと。本能的に彼を本気で嫌っているわけではないことには気づいている。
朝から重くなる腰をあげて学校についたのは8時15分頃。いつもよりも遅くなってしまった。爆豪くんのことを考え出したら眠れなくなってしまったことも大きな要因の一つだ。
席について昨日のあれはなんだったんだろうかと考え込んでみても答えは見つからないしむしろ謎が深まるばかり。
どうして彼は私を？
ヒーロー科がこちらにくることなんて滅多にないのにたまたま通りがかって、たまたま私が視界にはいる？そんなことありえるのだろうか。
頭の中を必死に整理していっても解決する兆しは見えないまま昼休みに差し掛かってしまった。
昨日のことは嘘だったみたいに爆豪くんのばの字も見えない平和な１日だ
ーーだったのに、クラスメイトに名前を呼ばれて振り返ると廊下に控えている爆殺…もとい、爆豪くん。
「なにか…？」
呼び出されたのに無視をするわけにもいかず廊下に出ると昨日とはうって変わって口を開かない爆豪くんに怯えながらも恐る恐る声をかける。好きか嫌いじゃない。怖いことには変わらない。
「お前学食だろ？」
「えっはい、そうですけど…」
「行くぞ」
「え…！？」
ぐいっと手首を捕まれて食堂への道のりを連れていかれる私に拒否権はないらしい。
文句を言っても無駄であろうことは想像がつくので半ば諦めながらついていくことにしたけれど何が辛いってみんなの好奇の視線が辛い。あの爆豪が？みたいな視線がビシビシ刺さってくる。痛い。
「おっ、爆豪！こっち空いてるぜ〜」
食券を買って美味しそうなカツ丼を見つめながら爆豪くんの後ろをとことこ着いていっていると彼を呼ぶ声が聞こえた。のにも関わらず彼はそれを一瞥して鼻をならして無視した。なぜだ。
「あ、あの…爆豪くん」
「あ？」
「お友達、呼んでます」
呼んだ本人はいつものことなのか何も気にする様子もなくもう普通にご飯を食べているけれど無視はよくない。
「いんだよほっとけ。」
「でも…あの、私のことなら一人でも大丈夫なので」
「あ？なんのために連れてきたと思ってんだクソウサギ」
眉間にシワがよって少しだけ怒った様子の爆豪くんは怖い。思わずびくりと目を閉じるとしばらくの間を置いてため息が聞こえてきた。
「あ"ーわぁったよ…お前も行くぞ」
そのまま着席した先には三人の男の子がいました。
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ぴぬこ(プロフ) - 花帆さん» 初めまして、コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまい申し訳ありません…優しいかっちゃんが好きすぎて作ってしまいました(笑)コメント頂けて嬉しいです(^-^)また遊びに来てくださいませ♪ (2018年1月14日 21時) (
レス) id: cd5f3e3a51 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、うさぎの夢主さん可愛いし、何だかんだで優しいかっちゃんにトキメキます(*´艸｀*)面白いです♪続きも楽しみにしております！ (2017年12月30日 3時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぬこ(プロフ) - キルアさん» こんばんは、初めまして。コメントありがとうございます！こんなかっちゃんくれー！と思いながら書いていたのでそう言って頂けると嬉しいです(^^)亀更新ですががんばりますっ！ (2017年11月27日 19時) (レス) id: cd5f3e3a51 (このIDを非表示/違反報告)
キルア - 夢主ちゃんと、かっちゃんの日常が可愛くて読んでいてほっこりします！更新楽しみにしてます！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: e4b26041ab (このIDを非表示/違反報告)
ぴぬこ(プロフ) - かたつむりんさん» こんばんは、コメントありがとうございました。チェックを外し忘れておりましたので外させていただきました。教えて頂きありがとうございました。 (2017年10月13日 23時) (レス) id: cd5f3e3a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわ | 作成日時：2017年9月7日 22時
