音柱は継子依存症

胡蝶様、痛いです。 ページ7

今日も今日とて、

蝶屋敷から響き渡る私の絶叫。



『いやあああああああああああああ！！

いっっったあああいいいいいい！！！！！』

宇「胡蝶テメエ！

俺のAが痛がってんじゃねェか！！」

し「Aさんの顔の手当を頼んだのは

宇髄さんじゃないですか。


お二人とも、怪我をして寝ている人もいるのですから、

お静かに願います」




師範との任務で顔にかすり傷をつけた私。

別に私は気にしていないのだけど…、

師範がすごく気にして

胡蝶様の元に連行された。


かすり傷程度なら、速攻で消えてしまう薬があったらしく、

絶賛塗ってもらっている。




ただしこの薬、治りが良い分、


ものッッッッッっすごく痛い。





『胡蝶様！もう治りました！！

だからもう大丈夫ですよ！！

帰りますね！』

し「いけませんAさん。

あと少しで傷が消えますから…」

『これくらい自然と治りますって！』

し「ハァ……。

宇髄さんが過保護になる理由が分かります………」



胡蝶様、今溜息ついたよね。

え、私に対して？？

泣くよ？

もう既に泣いてるんだけどさ、

泣くよ？？




し「Aさん…、よく聞いてください？


この薬は性能が良いので、

今、完治するまで塗らないと…、






死にますよ」(大嘘)



『え…』

宇「嘘だろオイ…」



『でも痛いのは嫌なので、

やめてください』←

し「今の話、聞いてました？」





それ早く言って欲しかったですよ……。


まぁ、私の中では


痛い＞死


なので、潔く死にます。←









宇「A、ちょっといいか」

『なんですか、しはっ…………！！』


いきなり師範が全身使って

私の腕と足を拘束してきた。



師範力強いんだから！

拘束解けないじゃん！！！



『師範、離してくださいッ！

怒りますよ！？！？』

宇「俺はなァ、お前が死んだら俺も死ぬって決めてんだよ！！！」

し「宇髄さん、グッジョブですよ」


師範の気持ちは嬉しいけどさァ！

痛いのはやだよ！！

無理無理ぃいいい！！



胡蝶様が薬を治りかけの傷に

つける。


激痛。


『い“い“いいいいい！！！』

宇「A！！！」

『なんですか！？』

宇「我慢できたら、ド派手にあんみつ食わせてやる！」

『我慢します！！！』←



痛いのを必死に我慢して、

傷は消えた。


帰りにあんみつを食べた。

美味しかった。







し「本当のこと言うの忘れてました…。

うっかりです！♡」

師範、起きてください。→←師範、ボケてますね。

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