音柱は継子依存症

師範、温泉ですか！ ページ22

宇「温泉行くぞ」



来ちゃいました、



“温泉”。




みんなで布を体に巻き、

みんなで入る。


今まで何度か連れてきてもらったけど、

今回来た温泉は

格別！！


景色がもはや天国。





『すごいですね！

きゃああ〜…♡』



気分が上がって仕方がない。




ま「クゥっ………」←Aが可愛すぎる、の溜息。

須「ふああ〜……」←Aが可愛すぎる、の溜息。

宇「う“ッッッッッ…」←Aが可愛すぎる、の息切れ・動機。

雛「はぁ…………」←家族がA依存症すぎる、の溜息。






景色も素晴らしいけど、

温泉はもっとすごかった。


体の芯からあったまる感覚…。





宇「あああ〜〜〜…。

ド派手に疲れとれる…」







師範は柱。

だから、大変な任務を任されるのがほとんど。

疲れが溜まるのは、

当然だろう。




『師範！！

肩、揉みますよ！』

宇「まじか！

ド派手に嬉しい！！」

須「て、天元様ばっかりずるいです！」





いつもいたわってもらってるから、

今日はAの恩返しよ！！




師範の硬くてゴツゴツした

筋肉肩を力いっぱい揉む。


『もう少し力強くしますか…？』

宇「おまかせ。


気持ちいいぜ。ありがとな」

『ハイッッ』









お部屋で美味しいお夕飯を食べて、

お嫁さんの肩を揉んだ。


肩揉みをしているうちに

お嫁さんは3人共寝てしまった。


起きてるのは私と師範だけ。









宇「おい、A。


風呂行かね？？」

『またですか？』

宇「なんとなく」

『まぁ、いいですけど…』





本日2度目の温泉。

2度目でも、

温泉の気持ち良さは変わらなかった。


宇「背中、洗ってくんね？」

『はーい』




側から見れば

父と娘。←



大きな背中を優しく丁寧に洗う。




宇「うん、派手に気持ちいい…。

お前に背中洗ってもらうの夢だった」

『叶いましたねっ』




石鹸をお湯で流し、

師範と温泉に浸かる。



宇「今日は、色々ありがとう」

『いえいえっ』

宇「てことで、今は

俺がお前をいたわる！！」

『え“』



い、いやな予感〜……。




師範は私の腕を引っ張り、

私の体を自分の前に持ってきた。


師範に包まれる。




肩に手を置かれる。









激痛。






『いたああああああああああああ！！』

宇「え、悪い」

『肩揉んでくれてありがとうございます！！


でも、力が……！』

宇「優しくしたつもりだ」←

『』←

大正コソコソ噂話集2→←師範、お料理です！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す