音柱は継子依存症

師範、天使がいます。 ページ13

本日の任務は無一郎くんと。

師範は少し離れたところでの任務らしく、

ふてくされていた。



………帰ったら肩揉んであげよう……。

なんて優しい継子かしら…。←




無一郎くんと待ち合わせをしていた

木の下には、

既に無一郎くんがいた。


『無一郎くーーーん！！』

無「…！

A！おはよう！」

『ごめんね、待った？』

無「うん。待った！」


こーゆー素直なところがまた良いんだよ、

無一郎くんは。

任務になるとすごい剣術を見せてくれるし。




『朝、師範が

「行くなあああ！俺の任務についてこい！」

ってうるさくてさ、はははっ…』

無「Aも大変だね」



任務の場所まで、少し歩く。





すると、

もんの凄い足音と、

なにやら騒ぐ声が聞こえた。






炭「禰豆子！！

どうしたんだ禰豆子！

止まってくれ！！」







はっきりと炭治郎くんの声が聞こえた。

こっちに向かって来ている





次の瞬間、

私のお腹に大きな衝撃が加えられた。



『う”っ………』


急な衝撃に耐えきれずに、

後ろに倒れこむ私。



『イタタ……。





…………あ、禰豆子ちゃん…！』

禰「むーーーっ♡」


私は禰豆子ちゃんに抱きつかれていた。

私を押し倒したのも、

禰豆子ちゃんの仕業だろう。




無「A、大丈夫？」

炭「Aさん！！無一郎くん！！！


Aさん、すみません禰豆子が。

捕まえてくれてありがとうございます」



私が禰豆子ちゃんを捕まえたっていうか、

私が禰豆子ちゃんに捕まったんだけど。



『禰豆子ちゃんがね、

急に抱きついて…』

炭「なるほど、だから禰豆子は走ったのか」


禰豆子ちゃんの頭をよしよしする。

顔をすりすりしてくれて可愛い。


炭「禰豆子、Aさんのこと大好きみたいで…」

『わあっ…、嬉しい！』

無「A、任務」

『あ。

ごめんね、禰豆子ちゃん。


今度、屋敷に遊びにおいで』




任務の場所まであと少し。


無一郎くんが一言も喋らない。




無「A」

『はいい！！』

無「僕も、頑張ってるから。


その…、頭…」


最後まで言われなくても分かった。

撫でてほしいんだね？


『よーしよしよし〜！！』

無「ちょ、子供扱いはしないで！！」





________任務を終えて、屋敷に戻る。


宇「A！！

俺様も派手に任務頑張ったぜ！」



………あんたもか。

………てか見てたんか。

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