ep55 ページ5
放課後みきと一緒に下駄箱で靴を履いていると
“渡辺せんぱーい！！！”
と女の子が翔太の方に向かって走っていくのが見えた。
“待ってくださいよー！一緒に行きましょう！”
と翔太の腕を引っ張りながら体育館に入って行く。
みき「誰あの子！なんであんな馴れ馴れしいの！？」
『分かんない。先輩って言ってたから1年生かな？』
すると後ろから深澤くんが声をかけてきた。
深「あの子、バスケ部のマネに入ったんだけどね。翔太狙いで入ってきたらしいよ。だから毎日あんな感じ。」
全然知らなかった…でもすごく可愛い子だったな…
付き合ってから特に大きな問題はなく順調だったけど急に不安になってくる。
みき「まぁでもあの渡辺だよ？Aにゾッコンなんだから大丈夫でしょ。」
『そうかな…』
その日の帰り道はなんだかぼーっとしていたせいか誰かとぶつかってしまった。
『ごっ、ごめんなさい。』
向「ええですよ。こっちこそすみません。」
『…同じ学校？』
自分と同じ制服を着ていたので思わず口から出ていた。
向「ほんまですね。俺、向井康二と言います。」
『私2年のAAです。よろしくね。』
向「先輩でしたか。可愛い顔だからタメかと思いました。」
そう笑顔で言ってくる向井くんは、すごく話しやすくて気付けば家の前に着いていた。
『じゃあ、また学校でね。』
向「はい！また会いましょう」
そう言って別れて家に入る。
ひとりになるとさっき見た女の子のことを考えてしまう…
あんな可愛い子が毎日一緒だったら、好きになってもおかしくないよね。
渡「ただいまー。」
『あ、おかえり。』
渡「A今誰かと一緒だった？遠目だったから良く見えなかったけど…」
『あ、帰る途中にぶつかってしまって。その子同じ高校の1年生だったから途中まで話しながら帰ってたの。』
渡「ふーん……男？」
『うん、向井くんって子。』
渡「向井？…バスケの後輩かも」
『あ！そうなんだ。すごく話しやすかったよ。』
渡「へぇ〜。」
なんか翔太の表情が暗い。
私何か言ったかな…
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ぴのこ(プロフ) - シュガーリップさん» 読んでいただけて嬉しいです！更新頑張ります(^^) (2022年10月7日 7時) (
レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
ぴのこ(プロフ) - あーりんさん» 続編書くことにしました！応援ありがとうございます♡ (2022年10月7日 7時) (レス) id: 435ab36c5c (このIDを非表示/違反報告)
シュガーリップ - めちゃくちゃ、大好きなお話です！！これからも更新、頑張ってください！！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page23 id: 1d3ef0ab72 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 続編ありがとうございます！ラブラブな生活と思いきや、また波乱ですね。更新楽しみにしてます！ (2022年10月5日 14時) (レス) id: ad407d4067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2022年10月4日 16時
