絶対好きになんかならへん。～Seiya.S～ (ページ24)

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相談ページ24

正門side

佐「…ってことなんですよ～！正門くん！！」

正「ごめん、めっちゃおもろいなそれ(笑)」

勇気を出してランチデートに誘ったという佐野の話を聞いてる。

ん？いつの間にこんな仲良くなったんかって？

あー、Aちゃんと佐野が屋上来た日あるやん。

あの日に俺、絶対佐野はAちゃんのこと好きやなって確信したから、その日に連絡先も交換して、夜な夜な連絡取り合ってんねんけど

塾の教室が隣で、日曜だけ時間が少し被るから、一緒に帰ってるとこ。

佐野って、めっちゃ一途やなぁ。

まぁ俺は、Aちゃんと誠也くんとの関係もちょっと気になるんやけどね。

やから、大きな助言とかはせんと、話聞ける時だけ聞こうと思ってる。

佐「ほんま、どうするべきなんですかね？」

正「ちゃんと、好きって言うたん？」

佐「いや…恥ずかしくて濁しちゃって。」

正「えぇー、それはちゃんと言わな！」

佐「や、なんか段階踏んだ方がええかなって」

でも、佐野とAちゃんなら、いいカップルになるような気する。

ただ…密かに、Aちゃんと誠也くんがくっついたらいいのにって思ってる俺も半分おる。

Aちゃんは、どっちを選ぶんかなぁ。