タチ悪い飲み会 ページ33
-重岡side-
「んなもん知らんし」
俺は不快な気持ちをかき消すようにビールを煽った
「そろそろ大人になったったら？」
「何で俺がならなあかんねん」
「3週間やろ？流石にもう…」
「もっと長いこともあったやん神ちゃんも覚えてるやろ」
「もうええ加減しやんと子供不安がるで？」
「それ、は…大丈夫やし、出してへんから」
俺を説得する方法を組み立ててるのか1点を見つめる淳太と
俺の表情をじっと伺う神ちゃん
はぁ、とさらに困り眉にして横に首を振る照史
居酒屋はうるさいはずやのに
なぜか俺らしかおらんような気分になった
くそ、だから仕事早く終わったけど早く帰らんでええように
コンビニ飯で残業しとる中淳太が
『たまには息抜きも大事やで』とか言うて突然飲みになんか誘って来たんや。
タチわっる。だから一生彼女でけへんねん。
「あんなぁ。自分でも分かってるやろ？子供は案外敏感やって」
ビールをくぴっと一口飲み
口の周りの泡を手で拭きながらそう言う照史
「あと喧嘩するとミス連発する所もな」
「んなん他部署の淳太が知ったことちゃうやろ」
「じゃあ喧嘩するとAが頑張りすぎるとこは？」
「んなん！んなん…たまたま仕事溜まっとるんやろきっと…」
神ちゃんが眉を下げ口を尖らせる前から
俺の言うてることが屁理屈やってことなんてすぐ分かった
まじか、あいつまた仕事しすぎてんのか。
そういや家でもパソコンばっかやし
俺が最近子供の手伝いしてへん分そっちだけで全然ええのに。
「でもあいつ俺が悪い言うねんか。
何のことかさっぱり分かれへんのに教えてくれへんし」
「じゃあ今まではどうやって解決して来たん？」
「子供出来てからこんなでっかい喧嘩すんの初めてやねんなぁ」
「じゃあ付き合うてる時でも何でもええから！」
「んー例えば…」
*
これはまだ俺らが付き合うてるだけの時の話。
出社してから朝から元気な小瀧と喋ってた時
あいつが出勤して来た
「おぉおはよーAちゃーん！」
「今日も1日頑張って行こな！」
「おはようございます桐山先輩と濱ちゃん先輩！」
こっちに歩いて来ようとしたその時
俺の目の前におったはずのでっかい影が一瞬にして消えた
「Aせんぱあああああい！おめでとうございます！！！」
「ちょ、ま、小瀧くん、え？何？誕生日じゃないよ？」
「んなん百も承知ですよ百も！！！」
「うんそろそろボリューム落とそうか」
「今日は！A先輩の記念すべき入社日じゃないすか！」
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てでぃー(プロフ) - 涼子さん» こんにちは！もう本当すみません勝手な作者で...お詫びしてもしきれないです。これからもペースは乱れるかもしれませんが最後までお届けするのでよかったらお付き合いください！ (2019年11月1日 2時) (
レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - こんにちは。初コメ失礼いたします！てでぃーさんのお話、めっちゃ待ってました！更新楽しみに待ってます♪ (2019年10月28日 14時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お腹がぐーさん» 私情だけでここまでお待たせして本当にごめんなさい。私のことまでお気遣い頂きありがとうございます...！長い謝罪文まで読んで頂いて...感謝で一杯です。ここからは最後まで駆け抜けるので楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年10月13日 16時) (レス) id: c63a04b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
お腹がぐー(プロフ) - お帰りなさいです！！ずっと待ってました！って言ったらご負担になるかもしれませんが、更新楽しみにしてました！48話までお疲れ様です！ご自身の負担にならないようてでぃーさんのペースで頑張ってくださいね！！ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ca69037cc0 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - お酢んさん» 返信大変遅くなってしまい申し訳ございません...作者の幸せまでも祈ってくださる素敵な読者さん、私なんかには勿体ないくらいです。ありがとうございます！更新頻度の関係で少しどころか大分かかってしまいそうですが気長に待ってやって頂けると嬉しいです。 (2019年6月24日 12時) (レス) id: 33d243e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
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