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決戦の日は12月にしては暖かい日だった。
いよいよだ。電車で会社の最寄り駅で降りるこの人たちも今から一緒にインターンなのだろう、駅からリクルートスーツを着た、いかにも就活中な背中を見ながら同じ道中を歩く。
桃瀬さんにもらった、飴の包みをお守り代わりにポケットに忍ばせて。
集合時間15分前には会社に到着した。
エントランスを抜けるとバインダーを持った桃瀬さんが待っていた。
「おはようございます！インターンの方はこちらで出欠確認をお願い致します」
駅から歩いて一緒に到着した数人の後ろに並んで順番を待つ。
『おはようございます、松村北斗です。本日はよろしくお願い致します』
「まつむら･･･北斗さん。はい、こちらこそお願い致します！こちらをつけていただいて3階の会議室までお願い致します」
桃瀬さんは名簿にチェックを入れた後、首から下げる来客用のIDケースを渡してくれた。
桃瀬さんを見て、あぁ、やっぱり好きだなぁとしみじみ思っている場合ではない。俺にとって今日と明日は正念場なのだから。エレベーターの中で気持ちを整理する。
3階に到着すると、今度は藤ヶ谷さんが会議室まで案内してくれた。
「机に名札を用意してますので、ご自分の名札がある席にお座りいただいてお待ちください」
準備されていた席の半数くらいはすでに着席していた。樹の姿はまだない。6人掛けのテーブルが6つ。おそらくこのテーブルごとにグループワークなのだろう。3人ずつ向かい合わせで作られたそのテーブルで、名札を見つけたその席は3人掛けの真ん中だった。右隣は女の子が座っていて、左隣はまだ空席。
筆記用具を準備し、時計を確認したところで樹が入ってきた姿を確認した。
ほぼ同じタイミングで、俺の左隣が埋まる。
「おはよーございます！」
初対面のその彼に、顔馴染みのように挨拶されて、とりあえずぺこりと頭を下げる。
「ねぇねぇ、このメンバーでグループワークかな？」
準備をしながら隣の俺に小声で話しかけてくる彼。初対面でフランクにタメ口、ある意味樹よりすごいヤツかもしれない。あまり目立ちたくはないが、彼の質問に答える。
『･･･そうかもしれないですね』
「だったら2日間よろしく！俺、森本慎太郎っていいます！」
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月妃(プロフ) - 桜さん» その他、多々ご希望に沿えず申し訳ありませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。 (2021年1月30日 3時) (
レス) id: 9fa29a3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
月妃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます。既にご存知かもしれませんが、お気に入り追加という機能を使用して頂ければしおり機能を兼ねていますので、読んだ続きからお楽しみ頂けます。次回更新の際も通知を受け取れたりと便利ですので、是非ご活用頂ければと思います。 (2021年1月30日 3時) (レス) id: 9fa29a3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続けてのコメントですみません(>_<) この物語って芸能人設定ではなくて一般人 しかも学生さん設定だったんですね。。。 そうならそうで作品の紹介の所に書いていて 欲しかったですね｡｡｡ (2021年1月30日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません。。。 思ったのですが...。 物語の各題名・だと後からどこまで読んだのかが分からないので数字もしくは第○話に変えてはどうでしょうか？ (2021年1月30日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月妃 | 作成日時：2020年6月29日 0時
