希望と安堵/４ ページ10
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「……」
「……」
訪れた沈黙。気まづくいこの沈黙は話したくないと言われているようで少し心が傷んだ。でもそのきっかけを作ってしまったのは私で。
「あ、あの……、レオ……？」
「……」
「その……」
勇気を出して話しかけて見たもののやっぱり反応はしてくれなくて。それは当然の反応なのだと下唇を噛み締めた。なにから話せばいいのかわからなくて。
視線を彷徨わせながらどうしたらいいのかと考えていれば後ろからか細い声が聞こえた。
「お前が無事でよかった……」
「！……なんで……」
なんでレオが心配するの？私は貴方の大事な騎士たちを傷つけ、貴方までもを傷つけた。そんな最低な私が心配される筋合いなんて……。
目頭が熱くなるのがわかった。そして私を抱きしめる腕に力が込められたのを。肩が濡れているのはきっと貴方が泣いているから。
「レオ……。ごめんなさい」
「お前はなにも悪くない！俺たちの為にしたことはわかってる……。俺こそあの時お前を突き放してごめん……」
「レオが謝ることじゃない。私も貴方に相談しなかったから……」
繊細な傷つきやすい貴方にだけは最初から話すべきだったんだ。ただでさえあの時のレオは色んな心無い言葉に傷つけられもう破壊寸前だった。それにトドメを刺したのは間違いもなく私だ。
私を抱きしめている腕を優しく叩き見えていないかもしれないけど笑いながら言った。
「元気な姿で戻ってきてくれてありがとう……」
「ああ……！俺こそ怖かったのに戻ってきてくれてありがとな、A」
私が気にしていた１つ目の後悔が紐解かれていく感覚がした。
"俺の後悔はお前の隠していた辛さに気づけなかったこと"
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スパイペンギン(プロフ) - とても面白いです！。更新楽しみにしてます！ (4月30日 23時) (
レス) @page18 id: 4ab78818d7 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新が無くて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月25日 12時) (レス) @page13 id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とっても面白いです!これからも頑張ってください！！ (2020年11月21日 15時) (レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
天 - 続きが気になる!!夢主ちゃんに何があったの〜!続き、楽しみにしてます (2020年11月16日 16時) (レス) id: d68e470ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2020年11月3日 22時
