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(回想)
まだ私が中学生だったころ、母親はまだ小さかったラウールの世話もせずに夜になると家を出ていった。
私の実の父親はホスト経営者って聞いてるし、ラウールの父親(今の私の父親)も何かしらで稼いでいたんだと思う。
両親は私が幼いときに離婚して、すぐに母親が再婚した相手がどっかの国の男の人(今の父親)で、そのあと弟のラウールが産まれた。
中学生になる前からうちの親は周りとなんか違うような気がしていた。
母親がクラブで働いているなんて知るのはもっと先のことだったけど、家事全般は物心がついたころから私がやっていて、ラウの面倒も私が見ていた。
それだからだろうか、ラウは母親よりも私を頼るようになった。
金銭的に困った生活をしていたわけではなかったし、別に暴力を振るわれていたわけでもなかった。
学校も私立のまあまあなところに通わせてもらえていたし。
でもそんな生活が変わったのは私が高3のときで、ラウールが小6の時。
原因は分からないが突然、母親が暴力を振るうようになった。
父親は血のつながっているラウールさえも見捨てて、新しい女を作ってすぐに出ていった。
ラウールだけは何があろうと守らないと、と思い、ラウールをかばうように何度も殴られ、蹴られ、暴言を吐かれた。
日に日に増える傷に気づかれないようにしないといけなかった。
学校の友達に何かを知られたらそれこそ私はここに通えなくなる。
だけど、それを1人で抱え込むのには限界が来そうだった。
そんな時、助けてくれたのは、
ab「村上。何かあったか？」
進路指導室に私を呼びだしたのは、担任の阿部ちゃん先生だった。
ab「村上。受験前にそんなに痩せたら、体力持たないよ、？」
心配そうに私の目を見る阿部ちゃん先生のやさしさに、私はこの時初めて、男の人の前で涙を見せたと思う。
「阿部ちゃん先生、弟だけは助けてもらえませんか、？」
ab「なにがあったの、？」
事の深刻さを察した阿部ちゃん先生は、私のわかりづらい話をひたすら聞いてくれた。
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ひーたん(プロフ) - 美紀さん» 美紀様いつもコメントありがとうございます！感想ありがとうございます！これからも素敵な物語が書けるように頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2020年10月26日 18時) (
レス) id: 492d36fe24 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月26日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーたん | 作成日時：2020年10月22日 23時
