．(回想) ページ9
苦しくて部屋から出てみんなと顔を合わす気にはなれなかった。
ラウールは学校に行って、私のことを体調不良だと伝え続けてくれている。
6人はこれまで通りの生活をしている。
わざとお父さんがいた時と同じように。
なんでいなくなっちゃったのさ。
夜になると今度は誰がいなくなるんだろうか、と思うようになり不安になる日々。
お父さんがいなくなってから、ずっと一緒にいた人達は独立して新たな組織を作ったり、
表の世界で頑張っていこうとしていったりして、
元々人数の少なかった雪桜組はさらに減り、
実質6人になってしまった。
まだ私とラウールは正式に組には入っていなかった。
だから、もう頭のいないこの組は崩壊寸前だった。
それでもこの6人はここから出ていかなかった。
．
．
｢もう、ここから出てっていいんですよ｣
私は6人を集めてそう言った。
もう、どうしようもないと思った。
いつかここにも誰かが来て、
覚悟を決める日が来るのは時間の問題だって。
ラウールにはそうなる前に安全なところに逃がすの。
お父さん。
雪桜組の未来はもう無いのです。
私がこの手で終わらせます。
6人の未来のためにも。
iw｢なんでそんなこと言うんだよ、｣
ぽつりと照くんがそう言った。
fk｢ねぇ、なんで俺らがここに帰ってこれたと思う？｣
泣きそうな顔をして私を見る辰哉。
fk｢大ボスに、先輩たちに言われたんだよ。“うちの姫様だけは守れ”って。俺らはまだ仕事が終わってないの。｣
sk｢それなのにお嬢にそんなこと言われたら俺らどうしたらいいのかわかんないよ…｣
wt｢本当にそれ望むなら俺らは出ていく覚悟はする。
だけどな、Aも雪桜組もなくしたくねぇんだよ。守りてぇんだ。｣
ab｢他の奴らだってみんな雪桜組のことが嫌いになったんじゃない。
まだ立場が弱い若い俺らが生きていけるようにサポートするために毎日走り回ってる。｣
dt｢仲間のためにも。お守りさせてください。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひーたん(プロフ) - 美紀さん» 美紀様いつもコメントありがとうございます！！更新頑張っていきますので、よろしくお願いいたします！！ (2021年1月31日 23時) (
レス) id: 734df04095 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月15日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひーたん | 作成日時：2021年1月14日 17時
