幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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A視点＿＿＿＿






新学期が始まってからはや1ヶ月

なんだかんだいろいろあり、桜庭さとみくんとはよく話す仲になった
今じゃ私のことをAって呼んでくるし、私もさとみくん呼び


なぜかって？そりゃ私は最初避けてたよ、苦手だったし
でも向こうが話しかけてきまくるから、嫌でも話すようになったんです、そして相変わらず女子の目線が痛いです((






そんなある日のこと＿＿＿＿


私は部活に顔を出しに行った

前にちらっところんが話していた通り、私たちは軽音楽部に入っている

とは言っても、毎日行ってるわけではない
1週間に1回行くか行かないかの半幽霊部員
まあ、だいたいの人は来ないけど((





ｶﾞﾗｶﾞﾗ




部室の扉を開けると、そこには3年生の先輩2人がいた






「あ、Aちゃんじゃん！久しぶり〜！」


『お久しぶりですっ』


「どしたん？部室に来るなんて珍しいやん笑」


『それジェル先輩に言われたくないです笑』


「ジェルくん言われてるじゃんwww」







私が来たことに気づいた先輩が話しかけてくれた

私より背が高くてスラッとした見た目
頭の先っちょにはピョンっと跳ねたかわいらしいあほ毛
軽音楽部の部長として頑張っているこの先輩は、頼れる優しい人と学校で有名な“七森優先輩”
みんなからは“なーくん”とか“なーくん先輩”って呼ばれている

そしてなーくん先輩の横にいる、少し長い髪を後ろで結んでいる先輩が“柑谷ジェル先輩”
目がぱっちりしていてハーフっぽい顔つき
しかし本人いわく、ばりばり日本人だそう






『先輩たちは何してるんですか？』


「新部員の名簿つくってたんだ〜」


『なるほど』







私の知らないうちに1年生が入ってきたのか…
部活来なさすぎて知らなかったな〜((







「あ、そうだ。Aちゃんと同じクラスの子、名簿におったで〜」


「あ〜いたね。たしか…あ、いたいた！桜庭…さとみくん…？って子だね」






え…

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