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校内を探し回り、やっと家康くんを見つけた。
みやび「家康くん…」
家康「残念だったなあ、しかしまさか、明智が裏切るとは…俺にも予想外だった」
みやび「それは嘘です！
あなたは知っていたのです」
家康「何を」
みやび「明智くんが、明智光秀のクローンだということを。
だから裏切ることも知っていた。
そして、ご自分も徳川家康のクローンだと知っている。
かつて天敵だった武田くんを真っ先に倒し、本能寺の変のように明智くんが裏切ることも読むできた。
そして、図書室であえて見つけなかったのは、恐怖を植え付けるため。
２４時間にしたのもそう。
長い時間をかけて隠れる。
明智くんの心を恐怖で満たすため。
すべては裏切るためのブースター。
……そうですよね？」
家康「面白い空想話だ。
では問おう。俺自身が、クローンだと知っていた証拠を」
みやび「地球儀。
織田信長は、日本で最初に地球儀を見たと言われています。
あなたは、そのことも知っていた。だから…あの時、「ほんとに」と言った」
家康「ハハ、驚いたなあ。
この学校に、クローンのことを知っているやつがいるとは。
じゃあ、俺が博士のことを殺したことも知っているのか。」
みやび「え…！」
家康「図星か。大方、博士のバカ息子にでも聞いたんだろう」
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作者名：まる | 作成日時：2022年9月23日 16時
