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"２４時間以内に明智光秀を倒す"
その旗印戦が開始されて、数分後。
階段の踊り場で、明智さんに呼び止められた。
明智「…………Aちゃん」
A「明智さん、」
明智「Aちゃんにお願いがあって。
Aちゃんも、反家康同盟に入ってほしいんだ」
A「…私が？」
明智「うん。
Aちゃんは家康くんと付き合っているけど、
あの時武田くんを庇おうとしたように、家康くんのやる事には反対しているように見えるんだ。
僕は、家康くんを止めたい。
家康くんの挑戦が失敗に終われば、旗印戦から脱落する。
そうすれば、学校に平和が訪れるから…！」
A「……明智さんは、よく周りを見ておられますね」
明智「僕は、弱いから…」
A「……いえ、明智さんは弱くありません」
明智「Aちゃん…」
A「本当に弱い方なら、明智さんのように周りのために行動出来ません。
それに明智さんは、弱い自分から変わろうとされている。
それは、ひとつの"強さ"ではないでしょうか？」
明智「……っ、」
A「…でも、ごめんなさい。
武田さんにはやり過ぎだと思って、止めに入りましたが……
旗印戦までは止められません。
…私は、彼を裏切らない」
明智「……そっか、」
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作者名：まる | 作成日時：2022年9月23日 16時
