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…――――制限時間、間近。


ホールの2階。

織田さんやみやびちゃんとは別のところから、豊臣さんの戦いを見守る。


秀吉「俺は…変わるんや…」


加藤「お前…良か男くさ」


喧嘩を見ることは苦手だ、

普段の豊臣さんのお調子者なところも苦手。


秀吉「負けるって思えば負ける…

勝つと思えば、勝つ……!」


"昔"の私も、"豊臣秀吉"が苦手だった――…


信長「おい、貴様。

…まだブリーフに名前書いてんのか」


秀吉「…え? まさか…


あん時の!?」


信長「立てたな……うつけが」


魔村「時間です。豊臣秀吉くんの勝利。

今回の戦いで56人が脱落。秀吉くんは56ポイント獲得」


制限時間を迎え、安堵からか豊臣さんが倒れたが、加藤さんがそれを支えた。


秀吉「加藤……」

加藤「俺の完敗くさ…」


A「"変われる強さ"………」


数日前に織田さんに言った、自分の言葉を反芻する。


A「……"武将の力"は、血に宿るのでしょうか……」


そうつぶやいた言葉は、誰に届くこともなく、静かに消えていった。




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作者名:まる | 作成日時:2022年9月23日 16時

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