story_3 ページ4
連れて行かれた先は、森の奥深くにある大豪邸。
意外、街中かと思ったのに。
『私はどこに連れてかれるわけ?』
???「俺らの"家"、アジトみたいなとこ」
『連れてってどうするのよ。・・・あ、ゴミ』
ぺりぺりと何個めかのプリンの蓋を剥がす。
呆れたような目で左頬にバーコードの模様がある総白髪の男がビニール袋を突き出した。
その中にゴミを入れる。
紫色の髪と泣き黒子が特徴的な男がジト目でこちらを睨みながら、説明してくれた。
???「俺らはマフィアグループ"music"の人間。この度、規模を拡大するために__」
お前を拉致させていただきました。
ニコニコの笑顔で言ってくれる。
丁寧な口調でお前とか言うなや、これでも私女だぞ。
『え、その為に私を拉致って本部を脅そうって魂胆?』
残念だったな。私はマフィアから抜ける代わりに二度とA家に関わるなと言われてる。
つまり人質としてなんの価値もないのだ(((
『残念でした。と言うわけで殺すなら一思いにやっちゃって」
???「あ、いや・・・僕らの狙いはAファミリー本部ではなく、貴女なんです」
スーツに似合わない、赤いニット帽を被った男が言った。
ちなみに運転者は彼です。私を縛る紐を持っていたのは彼です。
は?と隣に座っていた、全身赤っぽい()童顔の男に目を向ける。
???「Aファミリーの元幹部が優秀だったのに突然姿を消した、って話を聞いて。
ならうちに引き入れようと」
『はあ?』
思わずプリンを突く手を止めてしまった。いや、不可抗力。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年12月20日 22時) (レス) @page30 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
しょくぱん(プロフ) - 慶さん» わわわ、有難うございます! 完結まで持っていくの大変でした(白目) また読みに来てくださいね! (2021年1月6日 21時) (レス) id: a7b59917f3 (このIDを非表示/違反報告)
慶 - 読ませていただきました!夢主ちゃんの繊細な気持ちが伝わって来て、読んでいて楽しかったです!それに、きっちり完結していただけたのも尊敬します('ω')また読みに来ます! (2021年1月6日 10時) (レス) id: 759e2c1562 (このIDを非表示/違反報告)
しょくぱん(プロフ) - しらゆきくんさん» 読んで下さり有難うございます!続編...考えておきますね(( (2020年12月29日 12時) (レス) id: 528da285c5 (このIDを非表示/違反報告)
しらゆきくん - おもしろかったです!続編、あれば見たいなぁ〜(((( 夢主ちゃんがプリン脳なのは私とおんなじでしたw (2020年12月29日 12時) (レス) id: 6933feca63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょくぱん x他1人 | 作成日時:2020年7月12日 13時