story_43 ページ44
そ「実写配信を、やりたいって思って」
Aと、二人で。「ひじき」と付き合う事になったよってリスナーに報告する為に。
炎上はさせないから。まっすぐに私の目を見つめる彼方さんを見て、私もまた頷いた。
瑠衣「見るからね！画面越しに思い切り囃し立ててあげるよ」
『あ、そういうのいらないです』←
そのまま一時間ほど3人で語らったあと、瑠衣とは別れ「そらる」の作業場へと向かった。
そ「一応これつけといてね。身バレ防止のために」
『ん、ありがとうございます』
ねえ、「そらる」さん。私はあなたに嘘をついたよ。
それでも、私を必要としてくれるの？
ライブ応募、したことあるよ。落ちたけど。
そ「だろうと思った、」
『小さい頃、虐められてたんです。精神的な方で』
そ「・・・」
幼な子の陰口、悪口は純粋無垢が故に時として鋭利な刃物になる。
普段は鈍い錆びた包丁のような言葉ですらも、小さな頃の私には堪えるものがあった。
そ「余計なことは考えなくていい。ただ俺のそばにいてくれたらそれでいいよ。
それじゃ、ダメかな。それでも・・・怖い？」
優しく、まるで心を閉ざした子供をあやすような口調で彼方さんは言った。
嗚呼。だからこの人が、好きなんだ。笑顔を浮かべて、私はそう想った。
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奏唄（仮） - 神 (2022年1月4日 10時) (
レス) id: 9f4520d760 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - え 良すぎてしばきたいんですけども(( (2021年12月19日 0時) (レス) @page49 id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
rai - 神作者に出会ってしまった･･･← (2021年12月15日 18時) (レス) id: 9afe8c4a66 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 初見です!!神作者＝しょくぱんさんって事ですよね？そらるさん推しでもないのに読み始めたら止まらなくなりました!この作品マジで大好きなので、番外編も頑張って下さい! (2020年8月21日 21時) (レス) id: 9870b44682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の猫 - やばい・・ﾆﾔｹとまんない・・弟にキモって、いわれましたw (2020年8月7日 14時) (レス) id: cd4de02455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょくぱん | 作成日時：2020年7月7日 14時
