神作者に出会ってしまった。【そ.ら.る】

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志「え、本名なんて言うん？」





『えっと、藤木Aと言います・・・』





セ「めっちゃええ名前やん！俺好きやわ、その名前」






えーただいま。志麻センのお二人に口説かれております。←







私たちがいる部屋は店員さんからすればカオスだろう。







何故だか完全に拗ねてしまったバーコード天使さんと。







こちらも何故だか珍しく眼光きつめのゆるふわ髪の三十路には見えない男性と。







隠しきれないと言うか隠そうともしない色気がだだ漏れの泣き黒子と。←







スーツのネクタイが何故だか(・・・・)緩んでいる会社員と。






メニューを見ながら女子高生みたいにはしゃぐ童顔()と。







唯一大人ぶってて我関せずと某アイドルの動画を見てるちb(((殴 と。







引きつり笑いを浮かべちびちび炭酸水を飲んでいる私。







店「お待たせいたしましたー、ブレイクワッフルです」







店員さんの声とともに、色とりどりのアイスが添えられたワッフルが運ばれてきた。







美味しそうだけど自分で「ブレイク」って名前つけるのどうなのよ。←







曰く「当店人気ナンバーワン！！！」らしいけど。








坂「えー、Aちゃんのそれ美味しそー・・・俺も頼めばよかったかなぁ」








『一口食べま・・・・』







言いかけて、ピキッと固まる。食べます、なんて言っちゃダメだ。







あまりにもアットホームな空気感に毒され言いそうになっていたけれど、

普通に考えたら同じ空間にいることがそもそも奇跡なのだ。








会う、以上のことをしたら間違いなく過激派のリスナーに刺される。←







私まだ死にたくない・・・・(白目)








まだ会議用の書類整理、全部終わったわけじゃないし・・・。








ま「そういえば、Aさんはライブ参戦歴ってどれくらいなんですか？」








肩がビクッと動いてしまった。








申し訳ない。大変申し訳ないことにだが。








『一回も行ったことないんです・・・その、物販以外は』








「「「「「「・・・・え？」」」」」」








『すっごい申し訳ないんですけど・・・・応募すらしてません』








「「「「「「・・・・・え？」」」」」」









あああああああああ！！！！だから嫌だったんだよ！！！！！









ぽつぽつと、拙い言葉で私は説明を始めた。

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