逆刃刀の女3【銀魂】

貴「で、なんで私を気絶させたんですか？」鈴「抵抗されると面倒でしたので、つい♪」貴「あなたは強盗犯か。…え？待って？まさか私の裸み」鈴「隅々まで見せていただきましたわ♪」貴「ぎぃあああ！！！」 ページ8

貴方side



鈴「冗談ですわ♪さぁ、こちらの鏡をご覧ください。」



いや。今のは絶対に冗談じゃなかった。マジのトーンの声だった。


貴「…ぉお？」


鈴葉さんの言葉に少し恐怖を感じつつも、目の前に出された鏡をみた。



するとそこには、沖田と同じくらいの歳に見える美青年がいた。


薄く化粧をしているせいか、少しだけ色気を漂わせつつ、女性らしさが隠れ、中性的な顔に変わっている。

Aは元々童顔だったが、可愛い系というよりかは綺麗系だったので切れ長な目がよく映えいた。


いつもポニーテールにしている髪は下の方で結わえられ、リボンではなく紐で縛られていた。

上が淡い水色、下が白色の袴を着ていて、少し垣間見える胸には、しっかりと晒しがまかれている。華奢な身体だが筋肉はバランスよくついているので優男という感じだ。



よくよく見たら睦月Aだと気づくかもしれないが、赤の他人から見たら絶対に私だとは気づかないだろう。


男装の技術に感嘆していると、ふと違和感を覚えた。


貴「…鈴葉さん。なんか数センチ身長が伸びてる気がするんですが。」


足に履いている草履は、目立たない程度に厚い作りになっていて身長を盛っているが、明らかにそれよりも数センチ身長が高い。




鈴「……………気のせいだと思いますわ♪
それよりもそろそろ目的地に着くので準備をお願いします。」




今完璧に、答えるまでに間があったよ！？！？

なにその怪しい間は！！！？


いや、身長が伸びた事自体は叫びたいくらい嬉しいけどね！！！

それとこれとは話が別！！


貴「待って。まさか本当に変な薬飲ましたんじy」


鈴「あーー！！到着したみたいですわ。ここから少し歩けば城の裏門があります。そこに姫様がいらっしゃるので合流してください。」


私の言葉を遮りながら鈴葉さんが声を上げ、タイミングよく車が止まった。


鈴「新選組の方々は、もう影からの護衛を開始しているそうです。


…………姫様を、どうかよろしくお願いいたします。」



そう言って鈴葉さんは私を車の外に押し出した。

確かにあちらこちらに新選組の仲間の気配がする。


貴「………もちろんです。」


姫様のことを大切に思っている事が、言葉から伝わってきた。



身長のことは……まぁ、いいや。

きっと気のせいだろう。ウンウン。



貴「ありがとうございました。」



鈴「いえ。私もとても楽しかったですわ♪
いってらっしゃいませ。」


鈴葉さんの恍惚とした表情に苦笑しながら、城の裏門へと歩き出した。

そよ姫→←沖「土方さん、コンコッココンコン♪副長の座よこせ〜♪」貴「ありの〜ままの〜わさびになるの〜♪」土「ディズニーに怒られる未来しかねェ。」沖貴「少しも怖くないわ。(ウソ)」

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