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再び、夜に3人を見かけた侑李。

疑問が好奇心に変わり、涼介達の後を付けた。





涼介達は1人の男と会っていた。

何か話をしていたがしばらくして男が涙ぐみながら頷くと涼介達はその男と別れて、再び歩き出した。

20分程歩いたところで立ち止まる。

そこは何もないただの小さな敷地でここに何があるのだろうと覗き込むとさっきとは別の男が1人立っていた。





ダイキ「涼介。開放」

涼介「うん」

「開!」というかけ声と共に空間が一瞬で異空間に変わった。

暗赤色で固められた町並みに侑李は驚く。

そこは自分が知っている町なのに知らない町だった。

侑李「何……?ここ…」

辺りをぐるりと見渡す。

そして、何かに気付く。

侑李「人がいない……?」

普段、決して人通りが多い方ではない道路だったがそれでも、全然いないということはなかった。

なのに人の姿どころか生き物が1匹もいない。

自然に聞こえる音さえも一切しなくなった。

一体ここは何処なのか。

侑李「涼介達は一体何をしたの?」

視線を向けると先ほどまであさっての方向を向いていた男がゆっくりと振り返った。

その男の顔はくすんだ青白い色をしていた。

よく見ると顔だけでなく全身がくすんでいる。

男の周りには黒い靄。

さらに男には表情がなく、靄がその不気味さを強調させていた。

侑李「ひっ!ば…化け物……!」

思わず、声を上げてしまい、侑李は慌てて口を手で押さえた。

涼介達が振り返る。

涼介「侑李!?何で…こんなところに?」

侑李「僕……」

どう言い訳をしようか必死に考えるが恐怖が邪魔をして思考が定まらない。

そうこうしている内に男は涼介達に飛びかかった。

ダイキ「チィ。ケイ!2人を頼んだ」

叫ぶと同時にダイキも前に出て炎を男に向けた。





非現実の恐怖に侑李の足が1歩、2歩と下がる。

侑李「炎が……!?」

震える侑李の元に涼介とケイが駆け寄ってくる。

瞬間、涼介が目を見開いて叫ぶ。

涼介「侑李!」

侑李「え……?」

再度、半歩後ろに下がると侑李の背後からおぞましい気配を感じ、ゆっくりと振り向いた。

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作品ジャンル:タレント
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hina(プロフ) - 霙(みぞれ)さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙(みぞれ)(プロフ) - 本当に好きすぎます…!!これからも楽しみにしてますね! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hina | 作成日時:2019年12月7日 21時

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