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涼介(あ〜。それは覚えてる。いきなり、家に知らない人がいて。しかも顔がお化けみたいで。確かに怖くて泣いたな)

当時のダイキを思い出し、涼介は苦笑した。

コウタ「それにしてもお前ら、よくカメラ扱えたな」

ユウヤ「ほんと。これ全部、お前らが撮ったんだろ」

ヒカル「俺、裕翔に教えてもらうけど未だに慣れない」

精霊の彼らには人間が使う機械は必要ない。

当然、ダイキとケイも必要なかったのだが……。

ケイ「涼介の父親に教えてもらった。そもそも、年1冊のアルバムは父親がやってたんだ。だから、俺も覚えた。俺なら家族写真撮れると思って」

涼介「そうだったんだ」

圭人「って事は、アルバム作りは山ちゃんのお父さんの後を継いだんだね」

ケイ「そういうことになるね」

ダイキ「俺はケイから教えてもらったんだけどさ。ほんっとに苦労したのなんのって。文明の利器なんて触ったこともなければ、見たこともないからさ」

ケイ「カメラ1つでパニックなってたよねぇ。ダイちゃん」

ダイキ「おい!パニックになってねぇわ。ケイこそ子育てにあたふたしてたじゃねぇか」

ケイ「はあ?してないわ!子育てには愛情が一番って書いてあったから、最高の愛情を与えようと奮闘してただけだし」

ダイキ「愛情表現って言って、力一杯抱きしめて涼介に泣かれてただろ」

ケイ「ダイちゃんこそ、涼介の気に入っていたおもちゃ、いくつも壊して泣かしてたじゃん」

ダイキ「おもちゃが複雑すぎるんだよ」

ケイ「俺だってネットには力加減なんて書いてなかったから分からなかったんだよ」

涼介(俺、全然覚えてない)

記憶にない自分の幼い頃を言い争っている2人の会話を聞きながら、涼介はちょっとだけ恥ずかしい思いを胸に抱えた。





しかし、人間の子育てに知識がない2人が一生懸命自分を育ててくれた事には感謝している。

涼介(いつか、2人に何かしたいな)

口ケンカをしている2人を眺めながら、涼介はそんなことを考えていた。





そんな中、主人3人は子育てに奮闘する2人の姿とそれを翻弄する幼い涼介を想像し、精霊組は人間の子供を育てているダイキとケイが想像できないらしく複雑な表情をしていた。



やがて、侑李がふと思った事を口にした。



侑李「涼介の両親って何で亡くなったの?」

第9章 1→←3



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作品ジャンル:タレント
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hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» お久しぶりですね。まあ、2歳なので……。覚えてるのは難しいでしょうね(笑) (2019年11月22日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - お久しぶりです!!…涼介はダイキとの契約の時のこと覚えてないんですね 笑 続き楽しみにしてます♪ (2019年11月22日 0時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» すみません。返事を返していない事に気付きました。もう少し、物語は続くのでお付き合い下さい。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - これからどうなるのか、気になり過ぎます!!!! (2019年10月19日 0時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» すっごく伝わります。ただ、コメント忘れても大丈夫です。楽しんでくださってると思うだけでも嬉しいですから。本当に有難うございます。 (2019年10月17日 21時) (レス) id: 3a7570e4ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hina | 作成日時:2019年9月6日 20時

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