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裕翔「何?何かあるの?」
急にピリッとした空気が走り、主人組は首を傾げる。
コウタは右手を口元に持っていき、何かを考え始めた。
侑李「何か嫌な感じ……」
急に黙ってしまった精霊組に嫌悪感を抱く。
コウタ「あっ、ああ。ごめん。まさか、ここで奴等が出てくるとは思わなくて」
圭人「一体、何があるの?」
コウタ「闇の者には2種類の生き物がいる」
1種類は言わずと知れた魔物。
魔物は色んな姿をしている。
それは動物だったり、丸や四角といった形だったり、霧のように形が定まらないものもある。
魔物が出来る事は人間に取り憑く事。
取り憑いた人間を使って他の人間を襲う。
そうして、命を奪われた人間は闇の世界に落ちる。
落ちた人間は更なる魔物となって、再び、人間を襲う。
魔物は全て、本能で動いていた。
コウタ「もう1種類は魔人と言われるもの」
涼介「魔人……」
コウタ「そう」
魔人はその名のとおり人の形で人間や精霊と同じ自我を持っている。
当然、人の言葉を話し、感情もある。
そして、紫の瞳は闇の力を使う時に現れる。
裕翔「何で今まで魔人の事教えてくれなかったの」
ユウヤ「魔人は昔の戦いで滅んだ。だから、いないとされていた」
圭人「でも、実際には存在した」
侑李「何で存在するの?」
コウタ「それは俺達にも分からない。ただ、魔人の事をお前達に言わなかったのは悪かった。説明だけでもしておくべきだったな」
ケイ「でもさ。涼介には説明した事あるんだけどな〜」
涼介「え?いつ?」
ダイキ「おい。忘れたのかよ」
涼介「あっ。いや。その……」
涼介の目が泳いでいる。
ダイキ「術師としての修行が始まる時と実際に魔物退治を開始した時」
涼介「あ〜」
何となく、涼介の頭にその時の事が思い出される。
涼介(言われてみれば、そうだったかも……)
ケイ「『あ〜』じゃないんだよ〜」
侑李「ホント。涼介はバカだね」
侑李がケラケラと笑う。
「俺はバカじゃない!」と叫びたかった涼介だったが忘れていたのは事実なので、そこはただ「ごめんなさい」と素直に謝った。
今後について。
魔人の存在が明らかになった以上、魔物退治の時はもちろん、普段も1人には絶対にならない。
当然、何かあったら報告する。
というところで解散になった。
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hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» お久しぶりですね。まあ、2歳なので……。覚えてるのは難しいでしょうね(笑) (2019年11月22日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - お久しぶりです!!…涼介はダイキとの契約の時のこと覚えてないんですね 笑 続き楽しみにしてます♪ (2019年11月22日 0時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» すみません。返事を返していない事に気付きました。もう少し、物語は続くのでお付き合い下さい。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - これからどうなるのか、気になり過ぎます!!!! (2019年10月19日 0時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» すっごく伝わります。ただ、コメント忘れても大丈夫です。楽しんでくださってると思うだけでも嬉しいですから。本当に有難うございます。 (2019年10月17日 21時) (レス) id: 3a7570e4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hina | 作成日時:2019年9月6日 20時