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13係 ページ34

ー13係ー



全員で会見映像をテレビで見ていた



「パクリよった!うちのセリフやで!」


「いいじゃないですか、今日は!」


「さすが、俺のまな弟子だ」


「よし!今日はここで打ち上げだ」


「勝利のマーチです!」



勝手田さんはオカリナを吹く美希ちゃんに指輪を渡していて、宝塚さんと細面さんは踊っている。そして左門さんは焼酎タワーを作っていた



「バカばっかりだ、フッ」



皇子山さんはその光景を見てから自分の席に着きパソコンでお尻を見ていた



ーーー



会見で鯨岡さんと斑目くんに話した内容をみんなに伝える



「係長、バカに見えたのは演技やったんや」


「…Aさんも絡んでたとは」


「騙されたな」


『ずっと黙っていて、ごめんなさい』


「敵を欺くにはまず味方から…ってほんまやん!」


「とにかく!今回の煙鴉逮捕と虹の見える丘公園、そして警視総監の件、お礼を言うわ。みんな…ありがとう!今日はお祝いしましょう!!」


「細面!早急に居酒屋予約や!!」


「かしこまり!」



ーーー



細面さんがどこの居酒屋がいいかなど宝塚さんと左門さん、美希ちゃんの酒好きのメンバーに聞きながら居酒屋を探している中、私は皇子山さんのところへ向かった



『皇子山さん…ごめ「A、ありがとうな」


『え…?』


「分かってて、ずっと一緒にいてくれたんだろ?Aが側にいてくれたから今の俺がいる。ありがとな」


『うっ…お、皇子山さぁん…』


「ったく、泣き虫だな」


『…ずっと…っ騙してるって思って…辛かったぁ…』



泣く私を皇子山さんは優しく抱きしめてくれた。



「あー!!皇子山がA泣かせたで!」


「おい!女を泣かすのは最低だぞ!」


「…Aさんが可哀想だ…」


「やめろ、酒が不味くなる」


「Aさん!女子会しましょう!」


「皇子山さんって女心とか分からなそうですもんねぇ」



『ふふっ』



抱きしめられながら少し頭を上げると顔を赤くした皇子山さんが見えた



「お前らうるせぇ!!細面!早く飲み屋探せ!」


「か、かしこまり…」

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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月28日 14時

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