ドロと刑と虹と2 ojym 【完結】 (ページ3)

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次の日、作戦を考えるために看護部長にいろいろ話を聞いて行く

「基本的にこの病院は安斎先生の支配下にあります。どこにスパイがいるのかも分かりません」

「その改ざん前のデータが入っているパソコンは？」

「恐らくセキュリティールームです。病院の機密事項はこの部屋に入れられます。数人の幹部しか入れない。セキュリティーは徹底してます」

「手強そうだな」

ーーー

セキュリティールームの近くで皇子山さんと作戦を考えていると、斑目くんが来た

「どうですか？」

「不可能だ、ドアのセキュリティーが3重になってて外には防犯カメラが張り巡らされてる。出入りがあるのは2週間に1度、業者6人が清掃に来る時のみ。時間にしてわずか10分」

「入り待ちもダメですね、干からびちゃう」

「どこの病院にもあるんだ、ああいうのが」

『ご存知なんですか？病院のこと』

「知り合いが昔、勤めててな」

「その人は今も病院に？」

「いや…いない」

皇子山さんの悲しそうな顔に斑目くんと私は少し顔を傾げる

「とにかく、この部屋に入るのはあきらめよう。令状でもない限り不可能だ」

「でも、そうなるとあとは本人の自白ぐらいしか…」

『あっそれだ！斑目くん！！自白とろう！』