21 ページ25
「ちゃんと弾いてたじゃねぇか。覚えてねぇのか？」
「は、はい。」
何故だか思い出せない。どこで気を失ったかも。
「お前は、あの母親と連弾した後、すぐに廊下に出て倒れた。偶然、外に行こうとした俺が見つけてここまで連れてきた訳だ。」
困っている様子を察して跡部が状況を教えてくれた。
「すみません。ご迷惑をおかけしました。」
「まったくだ。体調管理ぐらい自分でやれ。」
その通りだ。
もうこの年になったのに自己管理が出来ないなんて。みっともないにも程がある。
………まあ、弾いたのならいい。
「大丈夫なら早く会場に戻るぞ。どうせお前の家はあれだろ。」
あれ、とは直ぐに分かった。が分からないフリをしながらソファから立ちタキシードを返した。
「さて、何の話でしょうか。」
「ハッ。まあいい。この恩は忘れんじゃねぇぞ。」
「ええ。もちろんです。ありがとうございました。」
会場に戻ると食事が終わっていた。スケジュールを頭の中で確認する。次は……
「次は社交ダンスか。」
「そのハズです。」
一応は心得ているが自信はない。
「お前、俺様と踊れ。」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒薔薇歌姫(プロフ) - リーナ☆さん» コメントありがとうございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年11月24日 22時) (携帯から) (
レス) id: cf394f6d77 (このIDを非表示/違反報告)
リーナ☆ - 続編おめでとうごさいます！これからもずっと応援します！更新頑張って下さいというかお願いします！！！ (2019年11月23日 14時) (レス) id: a8005e9cad (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇歌姫(プロフ) - 白銀水龍さん» すみません。ちょくちょく更新していて文字数が足りなかったら非公開にしています。 (2019年9月23日 6時) (携帯から) (レス) id: cf394f6d77 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 更新されてませんが？ (2019年9月22日 13時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇歌姫(プロフ) - 白銀水龍さん» すみません。直ぐに更新しますので少々お待ちください。 (2019年9月21日 14時) (携帯から) (レス) id: cf394f6d77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒薔薇歌姫 | 作成日時：2019年9月20日 0時
