*黒バス*雨の日のキセキ.４《赤司征十郎》＊完結＊

▽109話▽ ページ25

----コンコン


「っ!!」


中から出てきたのは監督だった

選手しかいないと思ったんだけど…


「あのっ！紫原くんと話がしたくて…」


機嫌の悪い、監督。
それもそうか、相手チームだもんね、


「Aちん？」


私の声でわかったのか、紫原くんが出てきた

周りを見渡すと、氷室さんがいないとこに気がついた


「Aちん？何の用？」


私より何センチも高い紫原くんを見上げた
…泣いた跡がある。



「…話、できないかな？」

「いいよ」

「外でもいい？」

「うん。」




大きな紫原くんの横を歩いて外に出た



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「で、何の用？」

「あ…、えっと…」


やばい、何を言いに来たんだろう…
ただ、紫原くんと話さなきゃって思っただけで…


「Aちん、準決勝進出おめでとう」

「えっ…ありがとう」


まさか紫原くんがこんなことを言ってくれるなんて思わなかった



「おめでとう」



あ…、そうだ、


「……ねぇ、紫原くん」

「何、Aちん。」

「…バスケ、つまらない？」


怒られる覚悟で聞いた


「Aちん…、何回聞いても同じだよ、つまらない。

ただ…


.


.


今日は少し楽しかったよ」

「……ッ、そう思ってくれて嬉しいよ。

それだけで十分だよ。」



紫原くんも、バスケ好きだもんね。



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私たちが勝ち続けることで、みんなが変わってくれるんだ




征くんまであと一勝。



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黄瀬くんの試合を見るために、紫原くんに別れを告げ、みんながいるところに向かった

あけおめ!!→←▽108話▽

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