第15話 ページ18
「・・・さて、本題に入りますが」
コホンと一つ、咳ばらい。
「先程私が城下を訪ねた際、大石様と不破様と、店先で偶然お会いしました」
安兵衛は相槌を打ちながら静かに聞く。
「大石様と吉原に、・・・行かれたのですか？」
「・・・あぁ」
言い訳すらしない彼の姿勢に、ほりは少なからず失望した。
「昔馴染みに会った、と言っただろう？
・・・その、言いづらいんだが・・・遊女なんだ」
その返答に驚きはしなかった。
むしろ、すっと受け入れられた。
ずっと気になっていたあの表情の理由がわかりかけているのだ。
たとえどんな理由であろうと、覚悟の上だ。
・・・のはずだった。
「!!・・・ほり？」
気がつくと、ほりの頬を涙がつたっていた。
「あれ、嫌だな。私・・・こん、な・・・」
―――こんなみっともない姿を晒すために聞いたわけじゃないのに・・・。
いくら着物の袖で拭っても、後から次々と溢れ出てくる。
「ほり！」
安兵衛の手をきつくはらった。
「あ・・・」
安兵衛が自ら伸ばした手を、ほり自身で拒絶してしまった。
「あのっ、私・・・
ご、ごめんなさ・・・」
そう言って、ほりは涙で崩れた顔を隠すように飛び出した。
「待ってくれ!!」
追いかけようと外に飛び出した安兵衛は偶然、荷物を持った不破と出会った。
.
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ぺったんこ(プロフ) - ＬＵＮＡさん» 低評価がつく一方、コメントが来なかったのは、あのイベントのおかげのようですね。。一応、抜けさせていただきました。 (2017年8月31日 1時) (携帯から) (
レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
ぺったんこ(プロフ) - ＬＵＮＡさん» ご忠告、ありがとうございます。この作品は、多くの方に“歴史物”という新しいジャンルを見ていただきたく、そのようなイベントにはちょくちょく載せさせていただいたのですが・・・ (2017年8月31日 1時) (携帯から) (レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
ＬＵＮＡ - はやくイベント抜けて！ (2017年8月30日 23時) (レス) id: 24d994619e (このIDを非表示/違反報告)
ぺったんこ(プロフ) - じゃかりこイナフさん» 私のギャグ日作品の読者さまがまだいらっしゃったとは・・・
嬉しい限りです！！
一年近く更新していませんでしたが、お待ちいただいてる方がいらっしゃるようなので、夏休み中にも更新再開させていただきます。
今後とも、よろしくお願いします。 (2017年7月24日 17時) (携帯から) (レス) id: 46235445be (このIDを非表示/違反報告)
じゃかりこイナフ - すみません、、、、、「君といたいし、生きたいし3」の方はまだ更新されますか、、、？(´；ω；｀) ギャグ日大好きです…！ (2017年7月24日 3時) (レス) id: eedaeade4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺったんこ | 作成日時：2017年3月16日 18時
