39話:またお見舞い ページ9
「！？…もう声が…」
『だいじょぶ…あまり…な？』
「…喋りたくないんですね、分かりました」
けど心なしか表情はどこかスッキリした様だ。
「では、また明日同じ時間帯に来ますね」
『…あした、げつよう…』
「Aさんの為なら一日位良いんですよ」
『………そか』
「…名残惜しいですが、もう行きますね、
…では、お大事に…」
そう言い残して沖矢さんは行ってしまった。
『(…あんな顔されたら、なーんか…
……アレだなぁ…)』
んー…ちょっと…絆されたか？
まぁ、いいや。
すぐその後に
警察学校組が来た、
あまり喋れないのに悲しそうにしていたが平気平気とジェスチャーしてやれば少し安心したのか表情が緩んだ。
「体は痛くありませんか？」
『だいじょぶ』
「声があまり出ないって…シンガー
ソングライターとして致命的じゃん！
本当に大丈夫なの！？」
『ん、すぐなおる』
「…ならいーけどよ、絶対安静だって？」
安室さんと萩原さんと松田さんが心配してくれたが実際ペラペラ喋れるしなんなら走れるが、そんな事したら怪しまれるコース一直線だ。
「ねぇー！Aさん頭の傷はどうなの！？
打って無いのか！？」
『かるくうった、きりきず』
「はぁーっ、包帯が痛々しいなぁ…」
諸伏さんも伊達さんもありがとー！
普通に心配されるのは嬉しいな。
「んー、声は出るけど呂律が回らない…
って所ですかね？」
『そ』
「では、声を出す事自体はどうでしょうか？」
『ん、いける』
「そうですか…治ってもまだ歌うのも
小説書くのも休んでくださいね？」
『わかってる』
「…あー！でも新曲新作しばらく
出ないのは辛いなぁ！！」
「ゼロ、素、素」
諸伏さんが突っ込む、そんなに俺
(の曲と小説)が好きか！コノヤロー！
「あ、もう時間だぞ、行こう」
伊達さんがそう言うと皆少し
残念そうに立ち上がった。
「それでは…また元気になったらポアロに
来てください、無料で歓迎しますよ」
「それじゃあね〜Aさん！
また俺達来るよ！」
「じゃあな、体安静にさせとけよー」
「またなAさん、
いつかゆっくり話そうな！」
「またな！今度は花以外の
もっと良い土産持ってくるぜ！」
『また、ありがと』
手を軽く振って見送った、
忙しいのに…悪いなぁ。
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ポテト - 主人公が赤井さんに起こる場面のセリフ「おきやぁ！」が「おぎゃぁ！」に見えてしまって吹きました笑 小説面白いです！頑張ってください！ (2023年1月26日 20時) (
レス) @page18 id: 1c2bcbd3b2 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - みねさん» えー、一分曲だと思うんですけど、【すりぃ】さんのですよ？後ありがとうございます！ (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
みね - あの〜、今更ですけどエゴロックって3分ぐらいあると思います。後最高でした！ (2021年2月26日 7時) (レス) id: 020e8c48d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyrant(タイラント) | 作成日時：2020年3月23日 23時
