41話;ある人の電話番号 ページ11
その後、阿笠家に戻った灰原はコナンを呼び、Aから渡された紙の事について二人で話していた。
「それが、その紙か?」
「そう、…どうみても電話番号よね」
渡された紙の中身は、11個の数字が
並んだだけの電話番号だった。
「ま、まさかAさんの電話番号…!?」
「いや、違うと思う、あんな早くAさんの電話番号貰えるのは無いぞ?だって俺にすら最初躊躇されたからな」
「じゃあこの電話番号…何処のかしら?」
しばらく悩んだが、
灰原は自分の携帯を取り出した。
「え、掛けるのか??」
「じゃないと何もならないでしょう」
と、電話を掛け出した、
…しばらくすると繋がったらしい、
話し始めた。
「こんにちは、Aさんからこの
電話番号を受け取り掛けてみました」
「__……」
「!!?…えっ!?どうしてっ…」
「……__……」
「何で!?何で…!?」
コナンは突然驚愕といった
表情をした灰原に驚いた。
「(何だ!?何を言われてるんだ!?)」
しばらくその様子を見ていたコナンだが、
何か可笑しいとこの時点で気が付いた。
「__〜……」
「っ…どうして…どうしてよっ…!」
とうとう灰原は泣き出してしまった、
しかも相当な量を。
「…〜…!」
「Aさんが!?
Aさんが助けてくれたの!?」
「お、おい灰原…誰なんだよ…?」
「どうやって!?…そう…そうなの…
今…何処に居るの…?会いたいわっ…!
お姉ちゃん!!」
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『せっかく救済したんだし、哀ちゃん
だけにはすぐに伝えたいんだよな〜』
その頃、Aは病室のベッドの上で
機嫌良さそうに笑っていた。
『いやー驚くだろうなぁ!哀ちゃん!』
頑張って良かったと心底ネタバレの反応を想像しながら楽しみにしながらベッドに寝転んだ。
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「おっ!お姉ちゃんって!まさかっ…!」
コナンの頭の中には、血を流しながら
最期を看取った”あの人”を想像していた。
「…そう、Aさんに直接言わなきゃ分からないのね…しょうがないもの、死んだ身なら…」
その言葉でコナンは確信した。
明美さんだと。
「…えぇ、元気よ、…えぇ、絶対
会いましょうね、じゃ、また掛けるわ」
と灰原は電話を切った。
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ポテト - 主人公が赤井さんに起こる場面のセリフ「おきやぁ!」が「おぎゃぁ!」に見えてしまって吹きました笑 小説面白いです!頑張ってください! (2023年1月26日 20時) (レス) @page18 id: 1c2bcbd3b2 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - みねさん» えー、一分曲だと思うんですけど、【すりぃ】さんのですよ?後ありがとうございます! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
みね - あの〜、今更ですけどエゴロックって3分ぐらいあると思います。後最高でした! (2021年2月26日 7時) (レス) id: 020e8c48d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年3月23日 23時