13話;褒められる ページ14
少し沖矢さんが落ち込んだ気がする(誤差)、
今度赤井さんの部分褒めてやろ、そうしよ。
_________________________________________
〜沖矢(赤井)side〜
…彼は最初はしばらく本を読んでいたが、『もう読むものが無ぇや』とノートパソコンを取り出して『こんな所でごめんな』と仕事を始めた。
その姿が、俺がライの頃、あのバーで遠くからでしか見れなかった彼の姿に見えた、
あの頃とは全く変わらない彼、まだやはり格好良くて本を読むのも忘れて見惚れてしまった、今俺が読んでいたのは、彼が書いた小説なのに…。
『…ずっと見ているが、気になるか？』
「あ！いえ…その、格好良いなと…」
そう言うと彼はちょっと驚いた顔をしつつ、
恥ずかしそうにありがとう、と呟いた。
…俺は、一体どうしたいのだろうか？
今好かれようとアプローチやアタックをしても、愛されるのは”沖矢昴”だ、決して”赤井秀一”ではない。
本音を言えば、ありのままの俺を好きに
なって欲しい、そして、愛して欲しい。
妄想と現実は違いすぎる、分かっている、
分かっているが…やはり、苦しかった、
もし鏡咲君が沖矢昴の様な男が好みだったら？俺はその間逆、そうなったら、もう一生チャンスは無いだろう…。
もし鏡咲君が沖矢を愛してしまったら、
俺はどうすればいい？
いっそ、愛されるなら、
”赤井秀一”を捨ててしまえば…。
『そろそろ図書館を出て本屋とか行くか？』
鏡咲君がノートパソコンを閉じてそう言って来た、あぁもうこんなに時間が経ってしまったか。
「はい、そうしましょうか」
…俺達はそうやって本を片付けて、
また車に戻った。
『あぁそれはそうと、
沖矢さん目が緑色で綺麗だよな』
「えっ…！？」
『俺もこんな濃い青色は珍しいとは
よく言われるが、沖矢さんもそうだよな、
とても綺麗で、美しいな』
そう言って彼は少しだけ笑った。
「……っ！！？((ﾎﾞﾌｯ」
俺が顔を真っ赤にして盛大に照れて固まっていると、鏡咲君はイタズラっ子の様にニヤニヤ笑いながら、
『さっきのお返しだ』
と機嫌良く車を走らせた、
…さっきとは、
俺が彼を格好良いと言ったからか…。
…やられたな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【名探偵コナン】俺は赤井秀一にベタ惚れ……されている Part3【男主】 【名探偵コナン】俺は赤井秀一にベタ惚れ……されている Part4【男主】 命がいくつあっても足りない。【赤井秀一】もっと見る
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - EMIKOさん» Twitteyはやっておりません、すみません…(´;ω;`)URLがあればコピーして保存しますのでそちらでお願いします… (2020年4月19日 23時) (
レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます！描いたらTwitterに送りたいのですがやっていらっしゃいますか? (2020年4月19日 21時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - EMIKOさん» マジスか！？良いんですか！？お願いしますありがとうございます！！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか？ (2020年4月17日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - HA LUさん» ありがとうございますっ！！あと言い過ぎですっ！！私的に良いと思う所はまだまだありますのでお楽しみに！ (2020年3月25日 21時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Tyrant(タイラント) | 作成日時：2020年3月22日 22時
