第28話 15日目 �� ページ28
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15日目の今日、鬼道くんに誘われて、水族館に来た。
休日なのにそんなに人が多くないから、のんびり楽しめそう。
水族館の薄暗くてひんやりしたこの感じが良いんだよね。
「A、迷子にだけはなるなよ」
「ならないよ〜。鬼道くんは私のこと何歳だと思ってるの？」
「5歳児？」
「はぁ、何言ってんだか」
「すまない、冗談だ。ほら、手」
鬼道くんが左手を出すから、握ってあげる。
そうしたら、満足そうに微笑んで、歩き出した。
私的には、お付き合い(仮)。
でも、傍から見れば、きっとちゃんとしたカップルに見えている。
現に手を繋いでデートしてるし。
鬼道くんが私のことを好いてくれている、その気持ちは痛いほどわかる。
たった2週間と少し、一緒に過ごす時間が増えた中で、鬼道くんは真っ直ぐに私を想ってくれている。
それなのに、私は、どうしても鬼道くんを“そういう”目で見れないでいる。
心の中の何かが、そうさせるのをずっと邪魔してるみたいな。そんな感じ。
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目の前には大きな水槽があって、その中を小さな魚の群れや、いろんな種類の魚が自由気ままに泳いでいる。
泳ぐ魚を眺めてるだけで、不思議と心が安らいだ。
相変わらず頭の中ではいろんなことが渦巻いているけれど、それもそれで別に構わないなって思えてきた。
私、知らないうちに大人になったのね。
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
