第16話 嫉妬 ページ16
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「何だったっけ。リレー出るの〜？とかだっけ。あ、そうだ。豪炎寺くんが女の子から呼び出し食らってたから、秋と見届けたりとか？」
何かに腹を立てている鬼道くんにそう伝えると、ポカンとした表情で固まってしまった。
「え、何？どうしたの？」
「本当にそれだけなのか？」
「そうだけど。何かまずいことでもあった？」
「いや、すまない。」
鬼道くんは口元に手を当ててボソボソつぶやいてるけど、全然聞こえない。
そして、さっきからずっと謝ってくる。
「あの、私の思い違いだったら申し訳ないんだけど、鬼道くん、もしかして嫉妬してる……？」
ええっ、図星なの……？
目の前の鬼道くんは、頭を抱えている。
何これ。こういうときってどうするのが正解？
鬼道くん、鬼道くん、と声をかけても、一向に動こうとしない。
鬼道くんが落ち着くまで外の景色でも見ていようと思い、壁に手をついたその時……
後ろから、ギュッと抱きしめられた。
「ちょっ、鬼道くん！？」
自分とは違う体温に、ドクドクと心臓が跳ね上がる。
背後から回された鍛え上げられた腕。
背中に当たる筋肉。
ダメだ。ドキドキする。
普段、全く意識していなかったことを意識した瞬間に、ドクンとまた一つ心臓が大きな音を立てた。
「私、すっごい汗かいてるから」
「構わない」
そう言って鬼道くんは、より一層腕の力を強くした。
「A、好きだ」
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
