擬人化ペット！？ ２【mfmf】

４８話 ページ5

Asaid


とりあえず天月くんが最初にいた公園にいってみるかな…


今はそのくらいしか手掛かりはないもんね。


あ、そういえば飼い主さんの忘れ物を届けに外へ出たんだよね？


『天月くん、飼い主さんの忘れ物見せてくれない？』


天月｢え？いいよ。｣



そう言って渡されたのは定期入れ

白の無地に黒い猫がいるデザイン



……ん？


私どこかでこの定期入れ見たことある…


どこだっけなぁ……？



っていうか定期入れの中の定期の名前を確認すれば飼い主さんみつかるんじゃね？



定期には…




『天月くん、私…



君の飼い主さん知ってるかもしれない。』


天月｢…！

ホントに！？｣



この名前には聞き覚えがある

私が中学校の頃にたくさん遊んだ女の子


家も知ってるから引っ越してなければ今も住んでるはず




ちょっくら行ってみるかぁ！




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『この家であってる？』

天月｢うん！僕の住んでる家だよ！｣


じゃあ今現在もあの子はいるんだよね



ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

天月｢僕だよ！開けて！｣


今の天月くんはすっごい笑顔

きっと会えるのが嬉しいんだろうな…


家に帰ったらまふに構ってやろ←



ｶﾞﾁｬｯ


｢つっきー！？

どこいってたの！？



…ってあれ？A？｣


『うん、久しぶり…くろちゃん。』


そう、この子の名前は響 棗

96猫ってみんな呼んでたからよくくろちゃんって呼んでた


まぁ高校と同時に離れちゃってね。


96猫｢久しぶり！！元気やった？

あ、立ち話も難だし、家に入って！｣


『うぃっす、おじゃましまーす』




96猫｢いやぁ、でも、

つっきーを届けてくれてありがとうございます！｣


『いやいや、天月くん寂しがってたよ？』


96猫｢え！？そんなん！？

そっかぁ〜寂しかったのかぁ〜？｣

天月｢…うるさい//｣


天月くんをつんつんしてるくろちゃん

天月くんはね、顔赤くしながらクッション抱き締めてる


なんかね、まふとは違う可愛さ


96猫｢そういえば、Aはつっきーが擬人化ペットってこと知ってるん？｣

『うん、知ってるよ。

まず私も飼ってるからね、擬人化ペット。』

96猫｢へぇ〜、今度会わせてな！｣

『そうだね、また今度飼い主同士で話そう！！』



さて、もうそろ帰るかぁ…


我が家の天使が寂しがるもんね。

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