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「蕎麦好き仲間増えて嬉しい〜私の周りに蕎麦好きな人あんまりいないから」
「そうなの？」
「まぁみんな普通に好きだけど、週3蕎麦は無理とか言われる。週5蕎麦なんて初めて出会ったよ」
ふふふ、とまた笑いながら上品に蕎麦をすするAちゃんに見惚れてたら何を話せばいいのか分からなくなって、沈黙に耐えきれずに俺も目の前の蕎麦をひたすら食べる。
「蕎麦の美味しいお店とか知ってるの？」
「…えっ？あぁ、まぁ割と…調べてよく1人で行くかな」
「じゃあ今度蕎麦食べたくなったら岸くん誘おう」
「えっ！？」
「あ！蕎麦会作ろうよ！芸能界で蕎麦好きな人集めて！岸くん会長ね！」
「えぇ！？俺！？」
決まりー！って言いながら無邪気に笑うAちゃんを見てると、嬉しいやら恥ずかしいやらよく分からなくなって、とりあえずAちゃんが笑ってくれたらそれでいいや、と思う俺は自分で思うよりかなり彼女にハマっているのかもしれない。
「あ、ごめん勝手に盛り上がっちゃった」
「全然！でも俺会長とか絶対無理だ」
「まぁとりあえず今は会員私だけだから大丈夫！…で、第一回蕎麦会はいつにする？」
「へっ！？」
「五十嵐さん、そろそろメイクお願いしまーす」
「あ、はーい！」
Aちゃんの言葉の意味を理解するのに数秒かかっていると、ドアの方からメイクさんがAちゃんを呼んで、俺たちの会話は中断された。
「じゃあ会長！また連絡…あ、私岸くんの連絡先知らないから、誰かに聞いとくね！また後でね〜！」
「あ、うん！」
嵐のように去って行ったAちゃんの言葉をまた心の中で繰り返しながら、俺は残っていた出汁まで残らず飲み干し、身体が熱くなるのを感じた。
どこまで本気か分からない。
でもAちゃんから発せられる言葉に社交辞令は全く感じられなかった。
多分彼女は本気で蕎麦を一緒に食べられる友達ができて嬉しかったんだろうな。
あー俺マジで蕎麦好きでよかった。
その夜、廉から「Aちゃんから優太の連絡先教えてってきてんけど、何か約束したん？」ってきてどう返信しようか悩んでたら、その後すぐに新しく友達に追加された彼女の名前を見て廉に返信するのを忘れてしまって、次の日廉にめちゃくちゃ問い詰められたのはここだけの話。
五十嵐A会長!Aです!第一回蕎麦会楽しみにしてます!
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a(プロフ) - コアラさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月21日 17時) (
レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - るるるさん» ありがとうございます！嬉しすぎます。。更新頑張りますね！ (2019年1月21日 17時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ - 続きがとても楽しみです！頑張ってくださいね (2019年1月21日 16時) (レス) id: 4ddbf6bb99 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - いつも拝見させて頂いております。こんなに面白くてワクワクして続きが気になる作品に初めて出会いました。いつも更新楽しみにしております！ (2019年1月16日 15時) (レス) id: e03c1e5a40 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 叶恋さん» わー！嬉しすぎて泣きそうです！ありがとうございます！頑張りますね。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a | 作成日時：2018年9月11日 23時
