152話 ページ6
『あんな前のこと覚えてるんだね茨…クソガキだったあの頃のこと』
「あんたに言われたくないんですけど…。けどあんたは逆戻りするんですか？あの敬語も命令の言葉も分からない小娘に」
『あんなころ…もうやだよ。私だって…ならないに決まってるし。あぁぁ！もう面倒くさい！あんたに色々言われるのは気に食わないけども！私は如月じゃない！これでいい』
「いや、苗字はそうじゃないですか」
『だからさぁ！！そうじゃなくて…私はもう如月桜の娘で生きないよ。自分は如月Aっていう存在だって…言ってみせる』
「まったく…面倒すぎるくらい悩みますねあんた…。それでいいんなら構いませんけど…」
『なんか昔に戻った気分だよ…礼は言っとくよ、茨』
茨はいきなりやれやれ顔でお礼を言われたものの、急なお礼に驚きとうれしさに顔が赤くなり眼鏡をかけなおしながらそっぽを向いた
『何よ…照れてるｗその反応はこっちも照れるからやめて欲しいけど…あ、そだ茨この後仕事ある？』
その言葉に茨は戸惑いながらも、ありますがまだ時間はありますと答えるとAは何かを思いついたように茨に近づいた
『奢る約束、まだ果たせてないでしょ？ここでするよ、SS前の息抜きってことでどう？』
「…なんか作戦ですか」
『ちぇっ…なわけあるか！私はあんたみたいに悪いことは考えないよ。プライベートで考えるよ、仕事の話もしたいしさ、いい？』
「…分かりました。けど周りはどうします？仮にも自分はアイドルなのでスキャンダルとかは」
『心配ご無用で〜す」
その言葉に茨は何か策があるのか？という顔でAに言われるがままにタクシーを呼ばれて店に連れていかれた
タクシーが到着した場所は茨は見覚えがあった。それは玲明学園の近くにある場所であったため、ではなく一度来たからだとAに告げていた
『あ…マジか、そりゃあ巴財団が経営してるからか…』
「そうですね、けど確かにここなら気にしなくてもいいでしょ。アイドルがよく回るところですし気にせずにはすみそうですね」
『仕事上であんたなら裏から回すでしょうが…ここは高いかもだけど、私は心配ないから遠慮しないでいいからね』
「では……すみませーん。ハンバーグ、プリン、ブレンドコーヒーとパフェも1つ」
『遠慮しないよね…あんた』
その後、2人はSSに向けての仕事の会話でプライベートだということを忘れて話していた。
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
