183話 ページ37
「あんた…後輩ならまだしも同級生の俺にこんなことしないでいただけますか？」
『ん？…あぁ……茨も可愛いなって思ってさ』
「かわいいって10cmも差がある人物に言わないでください」
『そう？…けど可愛いよ茨は』
Aは最初はからかうように言っていたものの、数少ない茨の本音を聞けたため夢ノ咲の1年生を可愛がるかのように頭を撫でていた
「…男に可愛いなんて、可愛いっていうのは……こういうことなんですけど」
今のAと茨は壁ドンの状態になっているため、距離は近かったもののまったく気にしない様子のAに茨はなぜかいらついたのか、Aの首に顔をよせつけていた
『い、茨！！あんた…何してっ//』
「可愛いというのを知らないとのことなので」
『ち、違う//近いっ…いたっ』
Aは茨に詰め寄られ、首に顔を近づけられて顔が赤くなったがその後首に少し痛みを感じた。茨はそのまますっきりした様子で起き上がった
「可愛いってのは、今のあんたみたいに顔がりんごみたいになってる女性だと自分は思いますけど？」
『ば…ばか//』
「あはは！！誤魔化しで暴力はいけませんよ！…けどまぁ照れ隠しってところは女性らしくはないけど、俺はそんなあんたが」
『な、なに！』イラッ
茨はAに距離を詰めて腕を引き顔を間1cmギリギリまで近づけた
「俺は好きですよ」
『！！！//』
Aは今までの茨から考えられない言葉が出てきたためか、驚きすぎて最初は照れていたもののだんだんと驚きが強くなり固まってしまった
「……A、すみません。けど…俺はあんたが好きってことを否定はしませんからあんたは鈍感で男子校にいたんだからそういう性格なのは知ってるつもりです、けど……振り向かせてやりますよ。心臓めがけてドキュンと一発きついのをお見舞いしてみますからね」
そう言いながら茨はAの胸元に指で銃を作るかのようにむけて言った。反応のないAに茨は最初は聞こえてるのかと聞くと小さくAが頷いたためほっとしていた
「では自分はこれで失礼します。あんたもこの後Trickstarとパーティとかやるでしょ？俺がここで引き留めてたらなんか言われそうなんで失礼します」
そう言って茨は先にEdenの楽屋の方へと歩いて行った。Aはただ1人、茨の言葉がまだ頭から離れずにそのまま壁に寄りかかってぼーっとしていた
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
